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子宮の病気のこと①

44歳ころから、生理の出血が多くなった。
最初は、たまたまかな?そんなこともあるよな~と、余り気にしていなかった。

でも、年々ひどくなり、30分とか1時間おきにトイレに行かないといけなくなってきた。もう一日中、夜用の一番大きいやつ。
出血が多いだけじゃなく、大きめのから揚げくらいの塊が頻繁に出てきた。
見慣れちゃったけど、かなりグロテスク。
この塊のせいで、歩くことが出来ないし、出血がすごくて夜もおちおち寝てられない。

仕事中、トイレに行く。やれやれ、、とトイレを出る。
数歩、歩く。
あ、すごい塊でた、、またトイレに戻る。
そんな調子。
楽しみにしていた用事で出かけても、生理だと最悪。
すたすた歩けないし、トイレばっかり行って楽しめず、もういいやと帰宅したり。

毎月、月の10日くらいは出血している状態になり、たしか2回ほど、レディースクリニックに行った。

女医さん曰く、
「更年期が近づいて、生理の量が多くなったり、だらだら長引いたりするんですよ。そんなに長いと大変だから、お薬で生理止めましょうね。」

二回とも、なぜか内診は、なしだった。
二回とも、ピルを出してもらって終わり。

私も、これが更年期の始まりか~、くらいにしか思ってなかったから、ひどい生理と毎月付き合ってた。

(そのころ私は、小さな設計事務所に長年パート勤務していた。いくらでもトイレに行けたからラッキーだった。でも、パートは健康診断がなく、長い間、まともに健康診断受けてなかった。健康だし大丈夫と思ってたから、自分で健康診断にいくこともしなかった。)

そのころから、ちょっと小走りすると息切れがすごくて心臓が痛くなり、しゃがみこんでしばらく動けなかったり、お酒を一杯飲むと、血の気が引いて、やはり心臓が痛くなり、視界が真っ暗になって冷や汗をかくことが度々起きてた。
自転車も少し漕ぐと動悸がすごくて、なんでこんなに体力ないんだろう、きっと加齢のせいだなと思ってた。

それが貧血だって全く気づいてなかった、バカなわたし。
家族は、またかよ~どんだけ弱いんだよ、と言い、わたしの醜態を笑っていた。のんきな家族。

ある日、いつものようにひどい生理の時、外出先でいつもの貧血が襲ってきた。(貧血って気づいてないけどね)
やばい。
このままだと人がたくさんいるところで倒れる。
何とかトイレまで行きついた。

トイレの個室に入った瞬間に倒れたみたいで、記憶がない。
何分経ったのかな。たぶん数分だと思う。

意識が戻ったら、ズボンや床が濡れていた。
あ~あ、出血がひどくて濡れたんだ、最悪、、と思った。
でも赤くない。
じゃあ、なんで冷たいの?
冷静になって確かめたら、なんと失禁していた。
ショックだった。
ショックと、どうしようって気持ちで涙がにじんできた。
トイレットペーパーで床をできるだけきれいに拭いて、着替えもないから、濡れた服のまま急いで家に帰った。

おかしい。これはおかしい。完全におかしい。
もう、いろいろおかしい。ほんとおかしい。
やっと、ちゃんと病院に行こう、行かなきゃと思った。


大きな病院の婦人科で検査を行った結果、

血色素量(Hb)数値 6.2の大貧血。

普通の人の半分しか血がない状態らしい。
「よく歩けてましたね。輸血がいるくらい、ひどい貧血です。そこらで倒れて死んでもおかしくないですよ。」と言われ、心底びっくりした。
先生もあまりの貧血のひどさと、この状態で生活していたことに、びっくりしていた。

そして、肝心の子宮の状態は、
・子宮筋層、漿膜下、内膜下に多数の筋腫あり。
・子宮腺筋症の疑いあり。
・子宮頸管腺異形成

想定外。。そんなに?!
あまりに血液検査の結果が悪いので、内科的な病気があるかも、とのことで、内科の検査も受けることになった。

もっと早く検査してればよかったと後悔した。

というか、なんでレディースクリニックの先生は、血液検査も内診もしてくれなかったの??

~続く~

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