特性を感じるエピソード(初めてのケンカ?)
ここまで結婚前の交際期間中から結婚後数年までの夫のエピソードを書いてきました。
・特性を感じるエピソード(結婚前編)
・特性を感じるエピソード(結婚直後)
・特性を感じるエピソード(単身赴任中)
この間、モヤモヤやイライラをいろいろと感じつつも、不思議なことに「この人と別れたい」のような感情はありませんでした。
今回は、どちらかというと私の方の気持ちや対応を中心に、まだ子どもが生まれる前、ふたりで過ごしていた日々のことを書きたいと思います。
注記)
夫は、私から見て発達障害の特性に当てはまるものを多く持っているというだけで、医師の診断を受けたわけではありません。義母は特に疑問を持たずに育ててきたようですし、普通に就職して働いているので、検査しても診断は下りないかもしれません。
私は、今のところ夫が「発達障害かどうか」はあまり気にしていません。ただ、発達障害のことを知ってから、それに特性に近い個性や性質を持っている夫のことを以前よりは理解できるようになったと感じています。そんな私の視点で過去を振り返ったり、今現在の別居という形での夫婦のあり方の模索の様子をお伝えすることが、同じような悩みを抱いている方のお役に立てればと考えています。
「嫁に怒られるから」とマメに電話する同僚が羨ましかった
夫が単身赴任中はとにかく連絡がつかないことにヤキモキさせられた私ですが、一緒に暮らしているときは「いつ帰ってくるのか分からない」ということにイライラする日々でした。
その頃、一緒に仕事をしている男性の同僚は、残業になりそうになると「あ、奥さんに電話しなきゃ怒られる」と携帯を持って席を離れ、電話をかけていました。それを私は、「いいなぁ」と羨ましく思っていました。だって、夫は私が泣こうが怒ろうが連絡なんてしてこないんですもん。
当時、私も忙しく仕事をしていましたが、夫に比べれば早く帰れる日が多く、自然と平日の夕飯は私が担当していました。
私が遅くなる日やとても疲れた日は、「どこかで食べてくるか買ってきて」と連絡していました。でも、私としては「なるべく作ってあげたいな」という気持ちもあり、「今日は疲れたし、『外食してきて』って連絡しようかな」と迷いつつも作ることが割とありました。
ところが夫はなかなか帰ってきません。仕方ないから先に寝て、朝起きてみると、テーブルの上の夕食は手を付けずにそのまま置いてある、ということがしょっちゅう……。私、朝からガックリです。
夫は深夜に帰宅していて「食べてきちゃった」とか「眠くて食べる気にならなかった」ということもあれば、会社に泊まって帰ってきていない日もありました。
「ご飯いらないんだったら連絡してよ!」と言うと「うん」と言うのですが、返事だけで実行されることはない。
これは困るので、朝出かけるときに「今日は晩ごはん食べる?」と確認するようにしました(前に書いたように、そもそも夫が起きてなくて確認できないことも多かったけれど)。そうすると、「あ、今日飲み会だからいらない」(こっちが聞く前に言ってよ!)というときもあれば、「食べる」と言って出かけていって結局食べない(確認した意味なし!)、ということもありました。
何時に帰るか、夕食がいるかどうか、事前に連絡できない理由
その日の夕方でいいから「ご飯いらないよ」と連絡してくれればすごく助かるのに、そのちょっとした連絡がなぜできないのか…。本当に不可解でした。
これも、ASDやADHD的な特性が影響しているのではないかと考えると、「できないんだな。仕方ないね」と思えてきます。
一番大きく影響しているのは、先を見通すのが苦手、ということ。
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