ナルミ

結婚して13年経って、「夫は大人の発達障害かも?」と思うようになりました。 ASD、A…

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結婚して13年経って、「夫は大人の発達障害かも?」と思うようになりました。 ASD、ADHDの特性と言われる多くのことが当てはまる夫とのこれまでを振り返り、別居という形で新しい関係を築こうとしている今のことを書いています。

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  • 大人の発達障害?な夫のこと(1)結婚前〜子どもが生まれる前

    ASDとADHDと、両方の特性を持っているように感じられる(未診断)夫のエピソード、それに対する私の分析や対応について書いています。(1)は交際中、結婚直後、子どもが生まれる前までの話です。

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夫と一緒にいると孤独を感じるから、新たな夫婦の形をつくろうとしています

夫は大人の発達障害? その可能性に気づいたのは、一昨年のこと。 結婚して13年、付き合い始めた頃から数えれば17年も経っていました。 結婚前、特に数年間の遠距離恋愛が始まってから、 メールしても、留守電にメッセージを残しても、ほぼ返信がない。 でも、久しぶりに会えば私のことを好きな感じは伝わってくる。 という不思議に「どうして???」と困惑し、悩んでいました。 その後、結婚式の準備を二人で進めるとき、結婚して一緒に生活するようになったとき…… 共に過ごす時間が増えて一緒に

    • 大人の発達障害っぽい夫に"アイメッセージ"は伝わらない?

      相手になにかを要求したり主張したりするときは"アイメッセージ"を使うと良い、というのはよく言われることです。 "アイメッセージ"とは例えば、 「食べ終わった食器、(あなたが)自分で洗ってよ」 「(あなたは)なんで食器洗わないの?」 と相手を主語にした言い方ではなく、 「食べ終わったら食器を洗ってくれると(私は)嬉しい」 「いつも自分の食器を洗う習慣をつけてくれると(私が)助かる」 のような自分(=アイ)を主語にした文で伝えると、 柔らかい言い方になって受け入れられやすいよ、

      • できない約束はしなくなった夫

        ここに書かれていること、ものすごく情景が目に浮かびます。 「片付けて」「○○して」と何度言ってもできない夫。 でも、こちらが怒ると殻に閉じこもってしまうので、努めて冷静に、なるべく優しく言うようにしてました。 でも、本人はできない罪悪感があるから、いくら優しく言っても「言われるたびに辛い」と思っちゃうんでしょうね。 たぶんその辛さを回避するために、最近の夫は「できない約束」をしなくなりました。 別居の今は、「○○してほしい」とLINEで送ってもスルーです。 一緒に暮

        • 別居がもたらした困難、憂鬱

          このnoteの方針として、「大人の発達障害(ASDとADHD両方の特性がある)」と思われる夫と私の間で起きたことのうち、もう十分”過去”になって冷静に分析できたことだけ書いていくつもりでした。その方が、同じようなことで悩んでいる方の参考になると思ったからです。 ですがたまには、全然整理のついていない今のことを。苦しい状況も過ぎ去ってしまえばマイルドな思い出になっていくのが常。自分の記録のためにも揺れ動く気持ちをここに書き留めてみます。 「一緒にいるのに孤独」はなくなった別

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        夫と一緒にいると孤独を感じるから、新たな夫婦の形をつくろうとしています

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        • 大人の発達障害?な夫のこと(1)結婚前〜子どもが生まれる前
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        記事

          ASDかつADHDっぽい夫になぜ惹かれたのか

          一緒にいると孤独を感じ、「どうしてこの人と結婚したんだっけ」と考えることがあります。 過去にあった色々なことを思い起こすと、「どうしてあのときに別れなかったんだろう」と思ったりします。 でも、若い頃の私は、夫がこんな人だったからこそ惹かれたんです。 今回は、結婚前の私が夫のどんなところに「いいな」と感じていたかを振り返りつつ、後々それが私を悩ませることにもなった理由を書いていきます。 注記) 夫は、私から見て発達障害の特性に当てはまるものを多く持っているというだけで、

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          ASDかつADHDっぽい夫になぜ惹かれたのか

          特性を感じるエピソード(初めてのケンカ?)

          ここまで結婚前の交際期間中から結婚後数年までの夫のエピソードを書いてきました。 ・特性を感じるエピソード(結婚前編) ・特性を感じるエピソード(結婚直後) ・特性を感じるエピソード(単身赴任中) この間、モヤモヤやイライラをいろいろと感じつつも、不思議なことに「この人と別れたい」のような感情はありませんでした。 今回は、どちらかというと私の方の気持ちや対応を中心に、まだ子どもが生まれる前、ふたりで過ごしていた日々のことを書きたいと思います。 注記) 夫は、私から見て発

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          特性を感じるエピソード(初めてのケンカ?)

          特性を感じるエピソード(単身赴任中)

          結婚して何年か経ったとき、夫が単身赴任をしました。 1年間限定ということが分かっていたし私も仕事をしていたので、一緒に行くかどうかと迷うこともなく、「行ってらっしゃ〜い」と送り出しました。 結婚前に遠距離恋愛が始まるときは涙を流していた夫(こちらの遠距離恋愛のエピソード参照)ですが、あっさりしたものでした。 今振り返ってみれば、夫は単身赴任先での仕事にとても面白みを感じていて、妻と離れてひとりで仕事に没頭できるのは好都合だったんだと思います。 この頃には、結婚後に見え

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          特性を感じるエピソード(単身赴任中)

          特性を感じるエピソード(結婚直後)

          恋愛中はとにかく連絡が取れないことが悩みのタネで、それ以外はあまり大きな問題ではなかったと書きました(前のnoteはこちら)。 でも結婚したとたん、違和感や悩みが増えました。 ここでは、新婚時代のことを思い出してみます。 注記) 夫は、私から見て発達障害の特性に当てはまるものを多く持っているというだけで、医師の診断を受けたわけではありません。義母は特に疑問を持たずに育ててきたようですし、普通に就職して働いているので、検査しても診断は下りないかもしれません。 私は、今のとこ

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          特性を感じるエピソード(結婚直後)

          特性を感じるエピソード(結婚前編)

          注記) 夫は、私から見て発達障害の特性に当てはまるものを多く持っているというだけで、医師の診断を受けたわけではありません。義母は特に疑問を持たずに育ててきたようですし、普通に就職して働いているので、検査しても診断は下りないかもしれません。 私は、今のところ夫が「発達障害かどうか」はあまり気にしていません。ただ、発達障害のことを知ってから、それに特性に近い個性や性質を持っている夫のことを以前よりは理解できるようになったと感じています。そんな私の視点で過去を振り返ったり、今現在の

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          特性を感じるエピソード(結婚前編)

          夫はASDでかつADHDではないか、と気づいたきっかけ

          夫が「大人の発達障害」かもしれないと気づいたのは、片付けができない夫になにか有効なアドバイスや工夫の仕方はないものか、とインターネットを検索していたときだったと思います。 夫の片付けられなさは、結婚してからこれまでの15年ほどの間に、最初は少しずつ、ここ数年は加速度的にひどくなっていきました。 別居する直前、6畳ほどの夫の個室は、ドアを開くスペース以外はほぼ足の踏み場がない状態で、本、書類、仕事や趣味のいろいろな道具、服やカバン、ゴミなどが無秩序な山を作っていました。

          夫はASDでかつADHDではないか、と気づいたきっかけ