「アイスコーヒーを飲むなら…」が、ファミマになった日。
こう暑くなってくると、ついつい飲みたくなってくるアイスコーヒー。
スターバックスとかタリーズの水出しアイスコーヒーもいいけれど、ここ数年はコンビニで買うことが増えた。
セブン-イレブンがはじめた店頭のドリップコーヒーはそこそこおいしくて、安い。それでいて缶コーヒーよりは風味があるような気がする。
近所を散歩するとき、駅からオフィスに向かうとき、なんとなく買って飲む。それがアイスコーヒー。とくにこだわりというものはない。目についたコンビニで買っていた。
氷で薄まることも気にしないから、ローソンのメガサイズだってかまわない。
そんふうに、ちょっと雑に扱っていたある日、ファミマの新しいアイスコーヒーをひとくち飲んでおどろいた。
ありえないくらい、うまい。
なんなんだこれは。
いままで飲んでたコンビニコーヒーとは明らかに違う、奥行きのある味わい。
舌をまず刺激する苦味のその奥に、たしかな酸味と旨味を感じる。エチオピア産の最高等級豆をつかった「アイスモカブレンド」というらしい。
のっぺらぼうのようなただの冷えた苦味ではない。そうだ、これはコーヒーの味だ。
コンビニの前でそんなふうに思ったのは、はじめてだ。
これはちょっとした事件だと思う。いままでとまったく違うレベルのものが出てきた瞬間。松屋でいえば、ごろごろチキンカレーがはじめて登場したときのような衝撃だ。
松屋はあの日からカレー屋になった。ファミマはいまカフェチェーン店になった。
仕事をしていて、コーヒーが飲みたいなと思ったら頭に浮かぶのはファミマになった。
外を歩いていて、喉が乾いたら探すのはあの緑の看板になった。
ポッドキャストでも少し興奮しながら話した。
このなかでも言っているけど、おそらくファミマのアイスモカブレンドは、この夏のヒット商品になるだろう。
みなさん、あちらこちらで飲んでいますね。このコーヒーのおいしさを遠い場所で共有できることがうれしいし、チェーン店ってこういうところがたのしい。
もう少し語らせてほしい。
このアイスモカブレンドは、かならず「ああ、おいしいなあ…」と思いながら飲み終わる。氷で薄まって、水っぽくなることはない。
それはなぜか。
Sサイズ相当の小さいカップでしか売っていないからだ。
上のほうに戻って、みんながカップを手にした写真を見てほしい。手の中にすっぽりとおさまる、かなり小さめのサイズなのだ。
ちゃんと氷が溶ける前に飲み終わるように、このサイズになっているのだと思う。きっと。
個人的な好みとしては、アイスモカブレンドを飲むときには、ストローをささないタイプの飲み口のあいた蓋を選ぶのがいいと思う。そのほうが香りをよりたのしめる。
どちらかを選べるときは、飲み口あきタイプをぜひ。
ちなみにいまはキャンペーン中で、「スマートニュース」というアプリを新規ダウンロードしてクーポンを使うと最大5杯無料でもらえるらしい。
僕もこの機会に、スマートニュースとやらをダウンロードしてコーヒー5杯を無料で飲んでみようと思っている。
それくらいアイスモカブレンドはうまいのだ。