見出し画像

「女子力」ってなんやねん

 山根あきらさんの個人企画「#私の思う女子力」に応募いたします。

 
 「女子力」なるものは私にまこと縁遠い言葉でして、絶対企画に応募することは無いと思っていたのですが、フォロワーさんからお誘いを受けてしまったので応募いたします。


 しかしこれは私にはなかなか難しい企画です。たぶん、私は生涯で「女子力」なる言葉を発したことがありません。「女子力」という言葉を普段聞くこともありません。そもそも女性と接することもなし。
 今日(この記事を執筆している日)の作業で一緒だったのは60歳と62歳の男性です。会話の中で「女子力」なんて言葉が出るわけもありません。
 私の集落は住人のほとんどが70オーバーなため、やはりその方々との会話でも「女子力」なる言葉は出てきたことがありません。

 さて、ここで二つの推測が生まれます。一つは、「女子力」という言葉は男性の口からよりも女性の口から出る言葉なのではないか、つまり、男性から女性に対して評するときより、女性が女性に対して評するときに使うことが多い言葉ではないか、ということです。
 もしこれが正しいなら、普段女性と接する機会の無い私が聴くことが無いことにも納得できます。

 二つ目は、「女子力」という言葉はある程度若い世代の方々の使う言葉なのではないかと言うことです。少なくとも70オーバーの方々の使う言葉では無いようです。
 何歳以下の世代がよく使うのでしょうか?10代20代は使ってそうな気がしますね。30代、40代でも使うのかな?50代はどうだろう?まあ、50代の人であっても私の集落に来れば「若いねえ!」って言われるので、50代の世代も「若い層」の分類に入れておきましょう。

 
 さて、私が思う女子力とはなにか?ということについてですが、いままで散々述べたように私は「女子力」というものに対する知見が全くありません。その中でぼんやりイメージしているのは、なんとなく「料理ができる」みたいな、女性がしていると目されることへの能力や技能の高さを表現するものだと思っています。
 なので外見、見た目に対して「女子力」という言葉を使うものでは無いと思っていたのですが、他の応募作品を見ると結構外見に対しても使うもののようですね。たぶん、私が見た目を軽視してしまう傾向があるから、見た目に対しては使わないと思いこんでいたのでしょう。勉強になります。

 ところで、男女平等がスタンダードになった現代において「女子力」ってなかなか時代に逆行した言葉ですね。女子力が仮に「女性らしさを表す見た目、技能、能力及び内面的特性」を指すのだとしたら、その「女性らしさ」というのはステレオタイプなものですよね。第三波フェミニズムにおいてそうしたステレオタイプな女性観は激しく批判されたように思ったのですが、時代が進むと一周してそういうステレオタイプな特性も魅力的に見えるのでしょうか。
 管見の限りでは、女子力は高いことが肯定的に表現されているので、「女性らしい」外見・能力・内面的特性を有することは肯定的に受け止められているようです。外見的なもので言えば、美人とか可愛いといった特徴や化粧をするといったものでしょうか。能力で言うと料理や掃除などの家事に関わる能力かな?内面的特性で言うと相手を立てて控えめである、とかでしょうか。合ってるのか分かりませんが。

 しかしやはりなぜわざわざ「女子力」という言葉が出てきたのか、不思議に思います。なぜわざわざ女性限定の力(?)という言葉を使うのでしょう。別に男性が料理できても良いし、可愛く化粧しても良いし、控えめな性格でも良い気がします。「自分らしく生きる」とかなら「女子力」よりも「人間力」とかの方が適切な気がします。わざわざそれらの特性を「女子力」とカテゴリーする意図は何でしょう?なぜ女性限定の力として表現する必要があるのでしょう?
 実際に使われた場面をほとんど知らない私が頭の中だけで考えるとこんな風に迷走してしまいます笑。とりあえず結論の出ない乱文はこの辺りで終えましょう。

 

 というわけで、私が思う「女子力」というものは、「女性らしさ」と社会的に認められがちな外見・能力・内面的特性を総合して表し、専ら女性が女性を評するときに使う傾向にあり、比較的若い層が使う言葉である、ということです。何度も言いますが、合ってるかどうかは知りません笑

 「私が思う女子力」というより、「女子力にまつわる諸々についての考察」みたいな文章になってしまいましたが、これにて本記事を終わります。


 本日は以上です。スキやコメントいただけると嬉しいです。
 最後まで読んでくださりありがとうございました!