【企画参加】あつまれ🐻❄️しろくまのくに、参加させていただきます。
参加させていただく企画はこちらです。
自分の名前(鹿辰)にちなんで、
トナカイで短歌、詠ませていただきます。
駅前の駐輪場で死んでいく角の絡んだオスのトナカイ
オスのトナカイは角を突き合わせて戦い、時としてそれが絡んだまま外れなくなって死んでしまい、角が絡んだ状態で骨になったものが見つかることがあるという話を子どもの時にどうぶつ図鑑で読んで、以来ずっと忘れずにいます。
印象深いモチーフとして根付き、20代半ばの頃に新聞に掲載していただいた短編小説にも、この話を登場させているのですが、審査員の方(山田太一先生でした)から、トナカイのエピソードについて言及していただいたのも相まって、さらにさらに忘れ得ぬ光景になっています。
トナカイの骨を目の当たりにしたわけでもないのに、風化した角の絡んだ骨が脳の中にあるのです。
見たわけでもないのに、自分の一部になってしまった光景は、案外どなたの中にもあるのだと思うのですが、それらを昇華させられる道筋として、創作があるように思います。
白熊杯も参加させていただきたいなと思っています。
https://note.com/minhai/n/na0de44b5dc6c
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