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死んでいる鳥を囲んだ女たち霊柩車にも映る青空

故人を乗せた霊柩車が今まさに葬祭場を出棺しようというタイミングで、その傍らに鳥の死骸が落ちている。
そしてその鳥を葬祭場の職員である黒服の女性たちがどことなく和気藹々とした風情で囲んでいる、
という。

そんな、気配は明るいのに情景は悪夢のような光景を本当に目にしたことがあります。
その日が、抜けるような青空だったことも覚えている。あるいはその青空の記憶は、僕の脳がその明るさをインプットしようとして改竄された記憶なのかもしれません。




十六夜杯ではたくさんの方に読んでいただけてとても嬉しかったです。褒めていただけたことも嬉しい。ありがとうございます。

サボらずまた、歌を詠みたい所存です。コツコツ。

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