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平野啓一郎『本心』を読んだので・・・

色々なテーマがつまった一冊だった。
思う所はたくさんあるけれど、感想を書く前に、以下の二冊を読みたい。

  • 『詩を書く少年』三島由紀夫

  • 『コウルリッジ詩集』コウルリッジ

本心/コウルリッジ詩集/花ざかりの森・憂国(短編集)

なぜならば、この二作品が本文に出てきたから。

まずは三島由紀夫。
平野啓一郎といえば、三島由紀夫をリスペクトする作家として理解しているが、『本心』本文に「三島初期短編」としてある一文が引用されていたのだ。二度も。
三島作品の有名どころはほぼ読んだので、こちらも既読。さっき再読したら、『詩を書く少年』の一文に出てきた。

これほど透明な硝子もその切口は青いからには、君の澄んだ奴の瞳も、幾多の恋を蔵すことができよう

『詩を書く少年』

しかし、なぜここでこれが?という疑問が少し残っているので、こちらはまた後で考えてみることにする。


続いてコウリッジ。まったく読んだことのない詩人だったので、気になって図書館で借りてきた。
しかも『本心』作中では、ある人物が死の間際にコウルリッジの詩を英語で読んだのだ。岩波文庫の対訳のほうに、その詩が掲載されていた。あとでゆっくり読んでみよう思う。


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