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まちの活性化イベントって何をすること?

新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。

Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。

今日のテーマは、「まちの活性化イベントで求められていること」について。

地方を活性化する、賑わい創出、盛り上げる、元気にする、、、

いろいろな言葉でまちを良くしようとしている私達ですが、自分たちが生まれた頃と比べて新潟が良くなっているかと言うと、よくわかりません。

亀山は「新潟にグルーブを」というコンセプトを掲げて、それこそ新潟を活性化するためにイベントをやったりしてます。

実際にイベントで新潟を盛り上げようっていうプロジェクトはいっぱいありますよね。

でも、活性化の基準が人それぞれ違うから、まとまりきれてないっていうのが、現状だと思っています。

ただ、「次の世代の子たちが喜んでくれるか」っていうことはどのイベントにも求められる基準じゃないでしょうか。

なぜなら、そもそも新潟を活性化したいのは、新潟を好きになってもらって、人口流出を減らしたり、県内での経済活動を活発にしたいはずだから。

だとしたら、自分たちだけじゃなくて、これから生まれてくる子たちが好きになってくれるようなイベントを企画できたら、それこそ一番の活性化になるんじゃないかなと思っているわけです。

まちが活性化して欲しくない人はいない

イベント企画や運営のの依頼が実は多い、亀山です。

先日も、「新潟ひとつなぎ」というイベントをスタートさせました。

この「新潟ひとつなぎ」というイベントは、新潟市本町通6番町と人情横丁を会場に、商店街の魅力を発信することを目的のひとつに掲げています。

あんまり言いたくはありませんが、「まちの活性化」と言われればその類にカテゴリーされるイベントです。

亀山は、「新潟にグルーヴを」というコンセプト掲げているので、こういったまちを盛り上げる取り組みに参加できることは本当楽しいし、チャンスをいただけていることが嬉しいんです。

きっと、今新潟に住んでいる人や県外に住んでいる新潟にゆかりのある人にとって、”新潟が活性化しないで欲しい”と思っている人はいないと思うんです。

活性化して欲しい=良くなってほしい=プラス
特に考えていない=無関心=無
活性化して欲しくない=悪くなってほしい=マイナス

要は、新潟がもっともっとさびれて欲しいというマイナスな考えを持っている人はいないんじゃないかと。

っていうことを考えると、潜在的にはどの人も新潟が盛り上がってくれる分には嬉しいんじゃないかと思ってるわけです。

ちょっと表現がややこしかったかもしれませんが、簡単に言うと「新潟が盛り上がったらいいじゃん!」って思いながらイベント企画をしているわけです。

と同時に、「本当にまちのためになるイベントって何なんだろう?」って考えてます。

大切なのは「本当に」という部分。

活性化ってなんぞや

「活性化」とか「賑わい創造」とか「盛り上げる」とか「元気に」とかって、まちを良くするイベントの企画書によく登場します。

でも、どれも抽象的でよくわからない。

結局いろいろなプロジェクトが生まれていながらも、メンバーそれぞれが考える「活性化」や「賑わい」を目指しちゃってまとまりがなくなっちゃう。

きっと、「インターハイで優勝する!」みたいなわかりやすい目標だったら、そのために必要なことを積み重ねればいいはず。

でも、「まちを良くする」というのはもっと複雑。

なぜなら「良い」の基準が人それぞれ違うから。

「新しいゴルフ場を作りたい」っていう人がいれば、「これ以上自然を壊さないで」っていう人もいる感じですね。

こういった対立は今後も起こっていくんだと思います。意見のミスマッチが起きるっていうケース。

でもお互いにもし、共通点があるとしたら、「次の世代の為になるかどうか」じゃないでしょうか?

例えば、ゴルフ場ができたことでこれから生まれてくる子どもたちは喜んでもらえるかを考えるイメージ。

まちをつくるとか、まちをよくするって誰のためかと言えば、自分たちの為でもあり、次の世代を担う子どもたちのためでもあると思うんです。

だから、今の私達の世代が元気な内に、どんなことができたら次の世代に喜んでもらえるかを考えることって大事だと考えています。

それこそが、何をするにもまちが良くなるためには欠かせない条件だから。

なので、亀山がまちを良くするために企画しているイベントはここを結構重要視しています。

簡単に言うと、「これから企画するイベントは、子どもたちが誇りに思ってもらえるか」を自問自答。

今年生まれた子が、おとなになって仮に県外に引っ越したとしても「うちの地元には『新潟ひとつなぎ』っていう面白いイベントをやっててさぁ」っていう風に自慢したくなるかどうか。

ながーく愛される、参加したくなる、自慢したくなるイベント。

それこそ、活性化には必要なんじゃないでしょうか。

きっと、まちを活性化したい理由は地元に愛着をもってくれて、人口流出を減らしたり、県内での経済活動を上げようって言うことだと思うので、やっぱり、まちのファンになってもらうことが必要。

つまりは、新潟というまちのブランディングであり、住んでいる人たちに新潟のファンになってもらうことだと思うんです。

これからの時代に求められるイベントは?

日本はこれから毎年100万人ペースで人口減少していくと言われています。

100万人ってエグいですよね。

仙台市とか千葉市の人口がなくなるんですから。

単純に、人口が減っていることを考えると、イベントに出店する人も、遊びに来るお客さんも減るわけです。

イベント会場の見た目は寂しくなっていきます。

だから、「今までと同じように盛大に!」っていう考えはやめたほうが良くて、もっと違う楽しみ方が必要なんだと思うんです。

別にイベントの規模が大きければ良いわけではなくて、いかに新潟で暮らしていることに幸せを感じられるかが大切なんじゃないでしょうか。

繰り返しになりますが、新潟を好きになっちゃうイベントが必要なんだと。

「やっぱり新潟に住んでるって贅沢だなー」とか「転勤で引っ越してきたけど永住したいなー」とかっていう人をどれだけ増やせるか。

それと、若い世代がどれだけ関わってくれるか。

11月3日に開催した「新潟ひとつなぎwith阿賀町」では、地元の小学生20人以上にスタッフとしてちょっとしたお手伝いをしてもらいました。

イベント会場のゴミ拾いをしたり、お客さんにチラシを配ったりっていう内容です。

学校の授業ではなく、あくまで有志を募ったのですが、実際に集まった子どもたちは自分の意志で商店街に関わりたいと思っていました。

きっと、自分が商店街のイベントにスタッフとして参加できて、お客さんに喜んでもらうっていう体験は、地元のへの愛着につながるはず。

そう考えているので、これからも子どもたちの世代をどんどん巻き込んでいけたらと思います。

と同時に、子どもたちが面白いと思うものを企画していけたらなと。

鬼滅の刃とかポケモンにあやかるっていうのは簡単ですが、きっと私たちでしか地元の子どもたちに提供できない体験があるはず。

地元を好きになる、新潟を誇りに思う、自然とそう思えるイベントをこれからも企画してい来たいと思っております。

「新潟にグルーブを!」

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。



ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴


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