キャッチャーが一番ワクワクするヤツ
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは「自分のポジション」について。
仕事はチームで動くことがほとんどなので、チーム内のメンバーひとりひとりに役割が与えられるわけですよね。
会社で言えば、社長とか部長とかっていう役職だったり、営業とか経理とかっていう部署だったりで役割が分かれています。
要はポジションがそれぞれで違うわけです。
じゃあ、自分のポジションはどこなのか。何を求められているか。
そんなことを考えてみたました
野球ではキャッチャーだけが違う方向を見ている
先日、CEKAI(せかい)という会社の代表を務める井口皓太さんのセミナーをオンラインで受講しました。
井口皓太さんはモーショングラフィックスを得意とする方で、グラフィックデザイン、つまり、平面的なデザインを動かそうっていうのがめちゃくちゃ得意。
今回の東京オリンピックでも、ピクトグラムを動かしたことで有名です。
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で、セミナー内容はというと、まじで最高。
一緒に働かせてくれないかと思いました。この人の近くにいたら学べることがメチャクチャいっぱいあるんだろうなって。
その気持は一旦置いておいて、今回注目したいのは、井口皓太さんがセミナーの中で紹介していた自分のポジションについて。
学生時代にずっと野球にのめり込んでいた井口皓太さんは、キャッチャーというポジションを務めていたそうです。
野球というスポーツは、フィールドにいるプレイヤー全てがキャッチャーの方を向いている、正確に言うとバッターを見て守っているわけです。
で、キャッチャーはただ1人だけ、ピッチャー方向を向いて守っている。
つまり、他の8人とは違う方向を見て、守備についているわけです。
しかも、野球はピッチャーがボールを投げることでスタートするわけなので、そのピッチャーがどんなボールを投げるかが非常に大事。
それをコントロールしているのが、キャッチャーです。
つまり、試合(ゲーム)をコントロールしているのは、実はキャッチャー。
井口皓太さんは、そんなゲームメイクをするポジションのキャッチャーにとりつかれたそうです。
そして、美大生時代に起業してクリエイティブチーム「TYMOTE」をつくり、まさにキャッチャー的なポジションで、目立たないけれどチームが上手く機能するために動いていたと。
この気持ちがめっちゃわかるなーって思っちゃったんです。(次元は全然違いますが)
チームが上手く機能するために、何が必要なのかを一番考えてケアをする。
150kmの速球を投げるわけでも、華麗なゲッツーを取れるわけでも、レーザービームでバックホームできるわけでもない。
ピッチャーの力を最大限に発揮させ、声を出してチームを引き締める。
その人がいるからチームが勝てるっていうポジション。
でも、やっぱり目立たない。
目立たないけれど、自分のポジションが必要なことはわかっているし、それができるのは自分以外にいないと思えている満足感。
ブランディングプロデューサーを志した亀山にも近い想いを持っています。
ゲームメイクもするしヒットも打つやつ
井口皓太さんは、起業してしばらくしてから、同じチームのメンバーに「そういえばお前って何ができるんだっけ?」と言われたそうです。
勢いのあるクリエイティブチームなので、他にはないクリエイティブ(グラフィックや映像など)を作れる人が評価されやすい環境だったと思います。
ですが、井口皓太さん的には、クライアントとのやりとりや社内のマネジメントなど、チームが上手くいくために必要なことを担っている自負があったとのこと。
要はキャッチャーとして守備を固めることはできていると。
でも、やっぱりキャッチャーとしての存在感はチームには伝わりにくい。
だから、点を取れるようにならないと、存在意義を疑われてしまいかねない。
「お前何のためにいるの?」的な。
きっと、亀山もそうなりかねないと感じました。
ブランディングプロデューサーって結局何なの?って。
今までになかった(正確にはあったけど少なかった)ポジションなので、わかりにくいし、必要性を見出しにくい存在であることは間違いありません。
だからこそ、しっかりとヒットも打てるキャッチャーにならないといけないんだなと。
つまり、デザイナーやエンジニアに全てを任せるだけじゃなくて、自分にも誰にも負けない力を身につけるべきだと。
プロデューサーとして、クライアントの課題を定め、それを解決するためのメンバーを集めてゴールを目指す。
全体のマネジメントだけじゃなくて、自分もクリエイターとして参加できる力も蓄えないといけないと感じたわけです。
言葉づくり職人
じゃあ亀山が目指すクリエイターってどんな人なのか。
ロゴマークや商品パッケージのデザインを手掛けるデザイナー?それとも、サイトつくったり、システム開発するエンジニア?逆に動画クリエイター?
これらは一通り、勉強して知識はつけておく必要があるとは思っています。
ですが、きっと亀山に向いているのは「言葉づくり」じゃないかなと。
商品名、イベントタイトル、コンセプトのネーミング、広告、タグラインといったコピーなどなど。
「商品を売る」「チームをまとめる」といった時に使われる言葉をつくることが、自分には向いていると思うし、何よりも考えるのが楽しい。
なので、コピーライラーというか、言葉づくりの職人を目指すのは必須かなと。
プロデューサー(キャッチャー)としてチームをコントロールしつつ、言葉づくり職人(バッター)としても結果を出す。
そのためには、いろいろな言葉を知らないといけない。
歴史を紐解きながら、今、未来に求められている言葉を紡ぎ出せるようになりたいな。
あなたのポジションは?
仕事は1人で完結しないことがほとんどで、多くの場合チームで取り組むと思います。
それが同じ会社のメンバー同士だけの場合もあれば、他の企業との連携する場合もあれば、外注を入れる場合もあります。
いずれにしても、チームをうまく機能させるためには、チームをまとめるリーダーが必要だし、多くの人が気づかなかったり、やりたがらない泥臭い仕事が結構大事。
それがプロデューサーであり、キャッチャーだと思うんですよね。
亀山は、新潟のビジネスシーンにおいて絶対的にこのポジションが足りないと思っているし、楽しいと感じています。
だから、もっと個人として成長してどんどん成果を出していきたい。
インプットとアウトプットの量も質も上げていきたいなと。
あなたは、どんなポジションにいますか?
どんなポジションが好きですか?得意ですか?
もちろん、全員がキャッチャーを目指す必要は全然無いし、ピッチャーだって内野だって外野だって必要です。
あくまで亀山個人的に向いていると思っているのが、キャッチャーっていうだけなので、あなたにはあなたのポジションがあると思います。
いろいろな考えを聴きたいなと思っているので、あなたの考えがあればぜひともコメントで教えて下さい!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴
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