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#34 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年12月1日~12月5日)

藤原直哉
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※試聴版。オリジナル版(29:07)は購入後に視聴可能。

昭和20年11月末の陸海軍省廃止につき、12月から第一復員省、第二復員省へ、皇族による歴代山稜への御差遣が続く昭和20年12月上旬です。

**「あの歴史があったからこそ、今がある!未来がある!」一人ではなかなか読み進めることが難しい『昭和天皇実録』、藤原直哉の解説を聴きながら、だんだんと理解が深まってまいります!

実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録巻34昭和20年(下)について、下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、歴史観も含めて音声解説(29:08 mp3版|ダウンロード可)いたします。

<昭和20年12月1日|土曜日>
・第一復員省 ・第二復員省 ・軍事保護院は保護院と改称 ・陸軍略装
・陸軍大臣 ・第一復員大臣 ・海軍大臣 ・第二復員大臣
・侍従武官府廃止 ・廃職の元侍従武官長蓮沼蕃 ・天皇御使用の大元帥服
・天皇御使用の陸軍軍帽 ・天皇御使用の海軍軍帽 ・皇后御手製のドーナツ
・御学問所二階から避難させた御紋章入ボンボニエール
・軍籍離脱 ・宣仁親王 ・崇仁親王 ・恒憲王 ・邦壽王 ・朝融王 
・守正王 ・鳩彦王 ・稔彦王 ・盛厚王 ・恒徳王 ・春仁王 
・李王垠 ・世界文化ノ興隆ト人類福祉ノ増進トニ寄与セムコトヲ期スヘシ
・勅語書写が伝達 ・不参の皇族にも勅語書写の伝達あり
・元海軍大臣米内光政 ・元陸軍大臣下村定 ・御紋附銀花瓶
・聯合国最高司令部との交渉等が話題 ・御使用の硯箱 
・宮内大臣官房 ・終戦連絡事務室設置 
・聯合国に対する交渉及びこれに関連する各部局の事務の連絡調整に関する事務

<昭和20年12月2日|日曜日>
・皇太子 ・正仁親王 ・和子内親王 ・厚子内親王
・宮殿の焼け跡をご覧になる

<昭和20年12月3日|月曜日>
・聯合国最高司令部 ・12月1日を以て日本政府に対し 
・守正王以下59名を戦争犯罪容疑者 ・大森拘禁所に引き渡すよう指令
・梨本宮邸 ・外務大臣吉田茂 
・守正王の戦争犯罪容疑者名簿より削除を申請するも拒否
・天皇服常装に勲章1箇

<昭和20年12月4日|火曜日>
・侍従次長木下道雄 ・自宅拘禁の取り扱い 
・皇族の中でも一番戦争に関係せず
・軍の要職にも就任なかりし守正王 ・戦犯登録に深く同情 
・天皇皇后の名において御慰問品
・非常に重要且つ外部に知られていない問題 
・御記憶に加え内大臣の日記や侍従職の記録
・1つの記録を作成すること ・改正憲法の条文中
・天皇が世界平和の確立と人類福祉の増進を期する旨
・条項への挿入はかえって問題を惹起すべき旨
・聯合国最高司令部渉外局 ・守正王 ・他の戦争犯罪容疑者
・全く同一の基礎と方法を以て取り扱う旨の声明発表

<昭和20年12月5日|水曜日>
・枢密院会議 ・勲章等ノ返上ノ請願二関スル件
・勲章記章褒章の所有者が特別の事情ある場合
・返上を請願し得るとするもの ・勅令を以て公布施行
・邦壽王より歴代山稜への御差遣につき復命 ・綏靖天皇陵 
・侍従次長木下道雄 ・東条英機 
・同年9月6日御前会議の決定事項白紙に戻すよう仰せられたことの有無
・代用食を研究 ・代用食芋料理 
・元第十七方面軍司令官兼朝鮮管区司令官上月良夫
・第17方面軍朝鮮軍の終戦状況上奏文 
・本邦駐在スイス国特命全権公使カミーユゴルジェ
・天皇より御写真御署名入り並びに御紋附蒔絵手箱 
・皇后より御写真御署名入り
・モーニングコート御着用の御写真 ・アフタヌーンドレス御着用の御写真
・奈良帝室博物館開館 ・美術品の観覧を許可 
・東京帝室博物館 ・美術品の観覧停止を継続
・翌年3月24日に観覧再開

◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。
昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。

◎音声ダウンロードファイルのお取り扱い◎
弊所の許諾なく無断で改変・複製・公衆送信・転載・販売等することは、営利目的、非営利目的問わずご遠慮ください。

70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の12月と私たちが生きている2017年(平成29年)の12月、そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。

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