コツコツができないボクが『 朝ごはん 』を1000食つくって気がついた5つのこと〜 ボクの中の小さな自分改革 〜
" 家族でも恋人でもない人たちに
ボクは『 朝ごはん 』を1000食つくっていた。 "
それはコツコツすることがなかなかできなかったボクがこの1年唯一コツコツできたことだと思う。
『 何してるんだコイツ 』
と思うかもしれない。
でも
『 朝ごはん 』という存在は
ボクのこれからの人生で大切なことを
いろいろ教えてくれた気がする。
今日はそんな
『 朝ごはん 』をつくりはじめたキッカケと
そこから気がついたことをお話しさせてください。
- ボクと朝ごはん
『 ボク 』という人間のことをさらっと話そう。
ボクのことは今回はそれぐらいでいいと思う。
でも昔からつくっていたわけじゃない。
そんなことを始めたのはあの出来事がキッカケだった。
- みんな家から出れなくなった日
多くの人々が外出ができなくなり、
生活スタイルも大きく変わったキッカケをもたらした出来事でした。
大きな苦労に苛まれた方々に比べれば微々たるものですが、ボク自身にも多少影響がありました。
何より『 出勤 』がなくなり『 在宅ワーカー 』になり、生活リズムの不規則さやライフワークバランスの乱れが出てきました。
そして朝もずっと横たわっている日が多々ありました。
『 これは本当にマズい 』
『 何かしっかりやり遂げたと思えることを1日一つはせねば 』
そんな危機感が芽生えました。
- 自分で自分を褒めるための 『 朝ごはん 』
『 まずは早起きしよう 』
そう思った。
ただ、それだと今までと同じ。
三日坊主になるのは目に見えていた。
悩んでいたときに
在宅ワーカーで自炊をあまりしない同居人が
「 Uber eats に飽きたからごはんをつくって欲しい。」
と何気なく声をかけてきた。
ちょうどいいキッカケと思い
早起きのために、朝ごはんをつくってみることにした。
早起きもできて朝ごはんをしっかり食べてる自分がいたら、きっと自分で自分のことを褒めてあげるだろうと。
朝ごはんをつくりたいからはじめたのではなく
朝早く起きれた自分を褒めてあげるために始めたのだ。
- 『 自分のために 』 つくってた朝ごはんを 『 みんな 』 が食べてくれた
気がつくと
緊急事態宣言が落ち着く6月頃までに
ボクは朝ごはんを250食つくっていました。
こんなルールの中で
緊急事態宣言中は週5日
それ以降も平日週3階程度朝ごはんをつくっていた。
気がついたら1000食も食べてくれていた。
(2020年12月現在)
同居人の入れ替わりもあり
45人近くの人たちが食べてくれた。
彼ら食べてくれたおかげて続けれられて
そしていろんな学び.気づきがあり
何より楽しかったです。
- 朝ごはんが教えてくれた人生に大事な5つのこと
前置きが長くなってしまいましたが
せっかくの機会なのと備忘録も兼ねて
まとめてみました。
こんなことをトピックに紹介をさせてください。
1. 自分を軸に置くこと 〜自己中心的利他 〜
( 一番最初の朝ごはんは不格好な「おむすび」でした。 )
なぜ1000食も朝ごはんをつくれたか。
質問されたらこう答えると思います。
『 自分のためにやったから 』
この朝ごはんづくりでは何より重要視したのは
『 "自分のために" という意識づけ』でした。
というのも
今までのボクは何をするにも
人の顔色をうかがってしまったり
『 誰かのために 』という意識が強くなるゆえ
無理を強いてしまうことがよくあり、
自分で自分の首を絞めてしまうようなクセがありました。
それゆえ
こんなことを意識した結果、
人数少ないながらでもまずは1週間をやり切れて、
そこから食べてくれる人も増えていき、1ヶ月を超えて、いい意味で『 朝ごはんをつくることが当たり前 』になりました。
そんなボクが意識してことは
ビジネスの界隈では『 自己中心的利他 』という考えに当てはまるということを後から知りました。
この考え方曰く
ボクは『 夢中の状態 』であったらしい。
この3ポイントを抑えれたことが
継続の上での大きな要因だったと分析できる。
( 楽天大学 仲山さんの記事を参考にしてみてください )
2. 自分にとっての 『 心地悪さ 』 と 『 心地良さ 』を知る 〜心地良さのルール化 〜
( 『 朝からカオマンガイ 』 : 食べたお皿は自分で洗うルールです。 )
自分でやりはじめたことなのに
自分の行動にイライラするって変な話だな
と思った時がありました。
誰かに言われたわけじゃないのに
何かルールがあるわけじゃないのに。
ということにふと気がつきました。
それを朝ごはんをつくるたび(当初は週5日 )に感じていたら相当のストレスになります。
例を一つに挙げると
『 値決め 』でした。
そんな『 心地悪さ 』を解決するために
『 基本1食300円 』
に一律に設定しました。
『 安すぎだろ! 』というツッコミも多々頂きましたが、こんなメリットを発見できました。
1例を挙げてみましたが
『 自分で始めることだからこそ、"心地良さを維持するためルールを設ける" 』
こんなことに気づけました。
3. 自分自身の扱い方を知る .使いこなす
( 『 厚々クラブハウスサンド 』: 大人数分つくるときは、過程を工夫します。)
料理をやり始めると自分自身の『 クセ 』がだんだん見えてきます。悲しいことに。
こんな自分自身のことが見えてきてしまったのですが、逆に自分自身の『 クセ 』がわかってくると、対策が立てれます。
例えば写真のようなサンドイッチを大量につくるとしたら、
『 どれかの具を入れ忘れかねない 』とわかっていたら、
こんな対策が立てれます。
単純な話ですが
これ結構大事です。
『 自分自身の扱い方を知る.使いこなす 』
これは『 左ききのエレン 』という作品で取り上げれた考え方で、『 才能の正体は " 集中の質 " 』というブログを是非呼んでみて欲しいのと
漫画も呼んでみて欲しいです。
( 原作版完結.リメイク版連載中 )
4. ズボラに生きることは悪いことじゃない
( 『 ただの卵かけごはん 』: たまには手を抜いても良いんです。 )
『 頑張りすぎちゃう人 』っていますよね。
多分そんな人って
こんな感じで、自分の思い込みでやってしまうことってきっと多いですよね。
もちろん仕事だとそのさじ加減って難しいと思うんですが、
ビックリしたことに
この『 朝ごはん 』ですら『 必要以上に頑張りすぎちゃう自分 』がいました。
これはもうクセですね。思考の癖。
自分で始めたことなのに、たいして求められてないのに疲れちゃうなんて。
だから
なので『 ズボラ上等!! 』っていう感覚で
朝ごはんを無理なくつくり続けてます。
5.継続にこそ小さな変化と好奇心が大事
( 『放牧豚の自家製ベーコンエッグ 』: つくりたいものも時々つくる )
慣れてくると確かに続けられます。
でも慣れてきて同じようなことを続けるって
面白くないんですよね。
そもそもこの朝ごはんも
『 やらなくていい事 』なので
ただの単純作業になるとモチベーションが下がります。
そんなときボクは
『 使ってみたい食材.つくってみたい料理をつくる 』
というのを大事にしています。
例えば
こういう変化球は
確かに手間も原価もかかることはありますが
『 モチベが上がる 』という観点では
全然コストじゃないなと思います。
( ベーコンエッグ用につくった自家製ベーコンの塊です。 )
特に知り合いの農家さんの食材を
同居人に食べてもらえることや
その食べたことを生産者の方に報告して喜んでもらえたら、
それはとってもテンションが上がります。
取材でお世話になった農家さんのお米やお味噌を
今はレギュラーで使わせていただいています。
こういう変化や好奇心は
継続の上でもとっても大事なことだと思いましたし、
やっぱ何より楽しく続けられます。
- 最後に
ダラダラと長くなってしまいましたが、
改めて振り返りとやって良かったともっています。
なんとなく自信も失っていたボクに
小さな自信と勇気をくれたのが
この『 朝ごはん 』でした。
これを続けられたのは
いつも食べてくれた同居人や食材を分けてくださった方々
時々レシピの相談に乗ってくれた母の存在。
などなど
本当にありがたいなと思ってます。
また無理なくボチボチ
楽しく続けていこうと思ってます。
( 写真提供 : ©️ハタケト)
追記)2021年12月27日
1年間で多くの方々に読んでいただき、多くの反響がありました。
note公式にも紹介していただき、さらには著名な方々からの「いいね」や「シェア」もいただきみに余る光栄です。
それだけ「朝ごはん」ひいては「食」と言うものが、多くの方々との共感や気づきを得れる大切な存在だと改めて感じました。
この記事を通して多くの方々に声をかけていただり、自身の理解も深まる機会となりました。非常に嬉しい限りです。本当にありがとうございます。
ありがたいことに今年は忙しくなってしまい、最近はめっきり朝ごはんをつくれてないですが、多分トータル1200食以上はつくったのかなぁと。
朝ごはんじゃないですがいまだにごはんはぼちぼちつくってます。
引き続き無理なく楽しくごはんをつくっていきます。
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