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【臨床日記】変形性股関節症のアプローチにピラティスは意味があるのか?

先日いらした方はクリニックで変形性股関節症にとピラティスを指導された方でした。
デッドバクスやサイドライイングなどですね。

僕の見立てでの一番の問題はsway backでした。
兎にも角にも凄い不良姿勢でした。
歩行もまともに歩けていませんでした。

そこについて、そのクリニックのPTさんは何か言わなかったのかと聞いても、特にと、、、。
「姿勢が問題なんて!」と驚かれていました。
歩きも修正すると、「こうやって歩くんですか!」とこれまた驚かれ、、、。
こっちの方が驚く不良姿勢だったのですが、、、。

何が言いたいかというと、ピラティスの前に、評価をしっかりとしなさいねということです。
ピラティスは姿勢と動きを正すメソッドです。
でも、姿勢や歩容の評価のできないセラピストがピラティスを取り入れたところで意味はありません。

ただ、名前がカタカナになって、「運動療法」が「ピラティス」に標榜が変わっただけです。
本質が全く分かっていない。

こういうクリニック増えているんでしょうね。
なんか効きそう、なんか斬新な感じがする、、、そういう感じでピラティスを取り入れて、患者さんにもさも良さそうだという風にエクササイズを指導しているところ。
残念ですね、、、。

ファンクショナルローラーピラティスは評価に重きを置いていますし、ピラティスの中にはないアセスメントを僕の20年以上の臨床経験を凝縮して作っているカリキュラムです。
正直、普通のフィットネスピラティスのレベルではありません。
医療にも予防にも適応できる内容です。

今回の方には、指導されたものの中で2つくらいですかねやって意味があるのはと伝えました。
特に、寝て行うエクササイズで歩容が変わることはありませんと伝えました。
そもそも、そのエクササイズを指導されて来たのが驚きの姿勢なのですから、、、。

臨床に活かせるピラティスを学びたいのなら、自分で言うのもなんですが、FRPですよ。


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