マガジンのカバー画像

ヨガインストラクターのための指導ポイント

ヨガ指導におけるヒントや有益な知識情報をお伝えします。特にヨガの解剖学や安全安心な指導への情報を中心にお送りします。
ヨガの解剖学の第一人者直伝のヨガ指導のポイントをお伝えします。他ではあまり伝えない内容もここではお…
¥980 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2020年12月の記事一覧

【マガジン】する「do」んじゃなくてある「be」という状態にするには環境を整えることだと思う

【マガジン】する「do」んじゃなくてある「be」という状態にするには環境を整えることだと思う

生徒さんからもっともな質問というか意見があって、ふと考えてみました、、、。

ヨガでは「be present」とか「あるがまま」とか「ジャッジしない」とか、「doよりbe」とかいうんですが、その「be」という状態ってなんでしょうか?

僕は「俯瞰する」ということが一つのポイントだと思っています。「do」という状態は完全に自分が主体となっている状態ですね。「僕が〇〇をしている」ということです。

もっとみる
【マガジン】ポーズが取れることよりもどれくらい集中しているかを大切にしたい

【マガジン】ポーズが取れることよりもどれくらい集中しているかを大切にしたい

アーサナの指導をしていてつくづく思うことですが、アーサナの実践において、大切なことは、ポーズが取れるかどうかではなく、どれくらい集中しているかどうかだと。

それは、アーサナの入り方や出方、保持している時の雰囲気などからかもし出されます。見ていると分かります。空気感が違いますので。

身体の柔軟性や、筋力で取れるアーサナは多々ありますし、練習していればアーサナが取れるようになるというのは当然で、競

もっとみる
【マガジン】手は外に出た脳〜自我の制御法の成り立ち〜

【マガジン】手は外に出た脳〜自我の制御法の成り立ち〜

僕らは意思を具現化するときに字を書いたり、絵を描いたり、何かを作ったりしますが、それは全て手を介して行われます。
私たちは直立二足歩行をする動物として進化し、手をフリーにしたからここまで複雑な社会や文化を形作ることができたといえます。
そして手が自由だから文字が発達し、世界の概念化が進み、記録の保持が可能となり凄まじい進歩が起こっているのです。

さて、ペンフィールドのホモンクルスはご存知でしょう

もっとみる
【報告&マガジン】アーサナ実践中の手首痛に関するアンケート結果

【報告&マガジン】アーサナ実践中の手首痛に関するアンケート結果

123名の方にご協力いただきました!ありがとうございます。500名を目指していましたが、中々進まず数字的にキリがいいので締め切りました。

それでも示唆に富む結果を頂けました。この結果を踏まえて、また手首痛の研究や調査が行われると嬉しいです。

以下にスライドで報告します。ボランティアでご協力いただいた結果ですので、3A'sのHP並びにここで公表させて頂きます。

※考察に関してはマガジン登録の方

もっとみる
【マガジン】朝起きたての運動は要注意!

【マガジン】朝起きたての運動は要注意!

ヨガを朝やろうという人も多いはず。太陽礼拝も朝太陽に向かって行うのがスタイルですので、ついつい朝がヨガのアーサナの時間と勘違いされやすいですが、、、。

ちなみに太陽礼拝は古典文献には出てきませんので、ハタヨガの実践では古典ではありません。日本で言うところのラジオ体操のようなものですね。ラジオ体操も朝眠い目を擦りながら行うという子どもの頃のイメージが強いですが、これも要注意です。

医学的には実は

もっとみる