#小説
初セカチューして思うこと
小学生の時から、いつも読書感想文を書く時はギリギリになってしまい、
よく母に怒られたものだ。
今回は「余裕持って書こう」と思っていても、結局気づいたら8月の終わり。それはアラサーになっても変わっておらず、「人間なかなか変わらんもんだな」とか「まだ2日あってよかった」と謎の開き直りさえしている。(ここまでは、28日に書いてた)
そして結局8月最終日を迎えてしまった。
それは確か先月の半ば、トキさん
月日の功罪 #あえていまセカチュー
セカチューなんて軽薄なケータイ小説の延長だ、と思いながら読んだ。そのころ漱石から向田邦子から、いろんな文学に触れようとしていた大学時代の話だ。とうぜん、つまらなかった。
翻って、20年経った今、何の偏見もなしに、というか、「友人がエモいと思って読んだ小説」という色眼鏡をかけて読んでみたのだけれども、これがまた、おもしろかったんです。
愛について書かれた本はたくさんあるし、その本たちに比較してセカ
20年ぶりに読む物語から愛と赦すことを考える
「世界の中心で、愛をさけぶ」を読み終わって最初に思ったことは、このタイトルは誰の言葉だろうということ。
これは主人公サクの言葉だと思う。
はじめてこの作品を読んだ16歳のときはタイトルのことなんて気にもとめなかった。
主人公の彼らと同じく高校生だった。その頃の印象は”恋愛は楽しくて人生を変えるほど尊くて切ない。だからぼくも恋がしたい”
これが16歳のころの感想。思春期男子の恋への恋を加速させた