ハイドンの交響曲を聴く - 96,97,26,35番の4曲。思い出話も。

きょう聴いた曲。ハイドンの交響曲第96番"奇跡"と、交響曲第97番。
バーンスタイン&NYPの演奏。活力あふれる、音楽的な名演奏。

バーンスタインは、ハチャメチャそうで、実はきちんと演奏している。
作曲家だから、構成を大切にするのだと思う。
でも、元気いっぱいで、楽しい演奏。

ハイドンの曲は、それぞれ工夫と独創があって、聴き比べると実におもしろい。

ハイドンの音楽が、たまらなく好きでなのである。
イッサーリス『続・もし大作曲家と友だちになれたら…』(音楽之友社)の、ハイドンの項を読みながら、聴いていた。

聖歌隊から追い出されて、音楽家として独り立ちするまでの苦労話(ハイドンは粘り強く生きて、音楽を生業にしていく)、失敗した結婚生活と愛人たち、ロンドンでの成功などを興味深く読む。

続いて、交響曲第26番”ラメンタチオーネ”と、交響曲第35番。
NAXOSのアルバムで、演奏団体がNorthern Chamber Orchestra, Manchester、指揮はNicholas Wardとクレジットされている。
我ながら渋い選曲である。

このナクソス盤は、ヤドカリ時代、独身最後か新婚の頃、買ったんだよなあ。
このディスクを聴くのは何年ぶりだろう、懐かしい。
ああ、いい演奏だね…などど思いながら、この稿を書いている。

歳をとると、”思い出に浸る幸福”を持てるのだなあ、としみじみ思う。


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