ぼーっとする時間が欲しい

時間が足りない。
そんなことを言うのは、無能だからかもしれない。
限られた時間の中で努力して結果を残していかなくてはいけない。
この世で平等なものは、もはや時間以外にはないのだけれど、私はその平等を自ら捨ててしまっているのだ。

ぼーっとすることが好きだ。
頭の中で、
ああでもない、こうでもない。
なんでなんだろ、なるほどな。
と自問自答する。
基本的に頭の中は混沌としている。
常にもやもやしてる。
もやもや解消のために、自問自答したり、ネット検索したり。
で、何にも解消しなかったら、もやもや持ち越し。

もやもやを抱えて生活するのは大変である。
献立を決めるのでさえも、時間かかるし、洗い物も出る。
外出も雨風暑さ寒さを避けてから行きたい。
もやもやと生活は両立できない。忙しすぎるのだ。

もやもやを抱えながら仕事をするのはもっと大変だ。
割り振られるタスク。上司の機嫌を伺う。
働いている風を装う。
そんなことをしてたら、もやもやする。
もやもやしながら仕事をすると、新しいもやもやが生まれる。
解消の時間もなくまた明日が来る。
もやもやばかりが溜まっていく。
こうやって、人は社畜になっていく。

もやもや解消に必要なのは、体力と時間だ。
ぼーっとしても、何にも生み出せない。
というよりも、短時間で「ぼーっ」が「何か」になるなんてないのではないか。

だから私は、時間が欲しい。
もう月曜日がやってきている。
今週も土日を無駄にしてしまった。
それは私が無能だからだ。