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別に今の接客でもいいんじゃない。

小学生の息子の回答が衝撃的で、これが未来の日本になるのかと想像してしまった。

☆☆☆

休日のお昼、マクドナルドへ行き家族の昼食を購入しようと考え、買い物ついでに複合モールに入っている店へ行った。

店のレジでは大学生くらいのバイトの方が注文を取ってくれていた。

時間帯としてはまだピークには早い、11時頃。
その大学生と思われる男性は無愛想とまではいかないが、明らかにルーティン化した口調でたんたんと注文をとっていた。

私にとっては違和感しかなかった。
少しでも良かったのだが、愛想を入れても良かったのかなと感じてしまった。
例えば、少しだけ笑顔を入れてみるとか、会計完了後、ありがとうを言ってみるなど。

しかし、ありがとうはなく。
注文後、「受取はあちらで」といい終わり、レシートを渡し、次の接客にまたたんたんと向かって行った。

もちろん、顔の表情に変化はない。
笑顔なんてものはどこへやら。
これが接客なのかなぁ・・・。

と、個人的に感じてしまった。

ちょうど、隣で小学生の息子とも一緒にいたので、今の接客どう思う?!
と聞いてみた。

もちろん共感の回答を期待しての質問だったのだが、息子からの回答は真逆だった。

「別に今の接客でもいいんじゃない。」
と、さらっと答えたのだ。
えっと驚いてしまった。
息子はさらに続けた。
「だって、バリバリ頑張っても疲れるじゃん。」
「こっちも注文したものが受け取れればいいんじゃない。」

☆☆☆

なんだこれは!!!
接客側もドライだが、受け手側もこんなにドライなのか!

こんな話を嫁とすると、今の世代の人たちは人と接する機会がほとんどないし、ネット社会だからコミュニケーションをそこまでうまく取らなくても、ものは受け取れるし、逆に相手に深入りしようとすると〇〇ハラになるからその大学生の接客が普通なのかもよ!と。

私はゾッとした。
ほんとうにこれでいいのか。
皆こんな未来を求めていたのか。
と。

さらに気になったのは、いずれ、いやすでにあの大学生がやっている仕事は機械がやるようになる。
人がやるとクレームになったり、人件費がかかるとして、タブレットや携帯から注文し、人がするのはものを渡すだけ。

コミュニケーションなんてものはさらになくなる。
そのコミュニケーションもAIが今後行っていく。
つまり、彼らは何もしなくてよくなる。仕事がなくなり、収入が0となる。

そんな未来しかない。
子どもたちには本当に早くこの事実を伝えなくてはならない。




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