【読書感想】うまくいくリーダーだけが知っていることを読んで
本書を手に取ったのは、現在の職場での立場、自分自身のあり方を考えるために読んでみようと考えたためだ。
会社経営者でなければ、オーナーのようなトップリーダーではない。
グループを取り纏める一中間管理職というやつだ。
後輩、部下が増えるにつれて、人間関係や仕事をスムーズにこなすためになど、悩みは尽きない。
そこで本書が良いものになればと思い、レジに並んでいた。
☆☆☆
今回読ませていただいた中でとくに印象に残った箇所がある。
三人のレンガ職人の話だ。
あるレンガ職人に「ここで一体何をしているのですか?」と質問したときの職人たちの回答でメンバーへの意識の伝わりや、仕事の達成速度がダントツに変わる。
一人目はやや、やる気のなさそうな人に質問をして、どのような回答がきたかというと、
「何をしてるって。それは見ての通りレンガを積んでるんだ。」と答えたそうです。
二人目はちょっとやる気のある人に質問をしてみたところ
「大きな壁をつくってるんだ!」
と返ってきした。
最後の三番目の人の回答は
「よくぞ聞いてくれた!私は大聖堂をつくってるんだ。ここで多くの人が祝福を受けるんだ!!」
と。
もうお解りだと思いますが、この三人で大成功を収めたのは三番目の方です。
私がこの箇所を読んではっとさせられたました。
まず自分自身がここまで明確な目標目的を持って仕事、業務をこなしているのか。
出来ていないのならば、それをトップから聞き出せているのだろうか。
出来ていない理由がそこにはあるのではと考えました。
また、そんな中途半端な考えのリーダーを持った部下や後輩たちはさらに目的、目標を見つけることなど出来るわけがありません。
会社がほんとに求めているものは何なのか。
もしその求めているものが実はわかっていて、それに賛同出来ていないだけなのならば、自分自身を偽らずに行動に移すべきなのかもしれないと思ってしまいました。
本書ではまだまだ相手へどのようなことを伝えればよいか、行動の方法など、具体的な話が書いてありました。
非常に読みやすく、読み応えがありました。
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