見出し画像

2021年 孤独のグルメから「食べること」を考えてみる

noterの皆様、あけましておめでとうございます

紅白歌合戦でYOASOBIさんが 角川武蔵野ミュージアムの本棚劇場から

ステキな中継をしてくれて嬉しく思っている ナカちゃんです。


 元旦の新聞は、今まで気づかなかったのですが、出版社の広告がたくさん出ています。

 それぞれの出版社のカラーがよくわかる広告で、また後ほどゆっくりと読み直してみようと思います。

 今年も、どんな本に出会えるか 楽しみです。

画像1

 さて。

 元旦の紙面で、ドラマ『孤独のグルメ』の五郎さんを演じている

 松重豊さんと食の思想史が専門の藤原辰史さんの対談を興味深く

 読みました。

 ついつい見てしまう『孤独のグルメ』

 「おじさんが、ただ食べているだけ」という特異なドラマ(マンガ)

ですが、対談では「食べる」ということについて、

「孤食」「共食」「縁食」という言葉を使って考えを深めていました。

 「孤独」とはいうものの、五郎さんの食事は、そのお店の人の声や仕草、

周りで食事をしている人との関わりすべてを含めるので、

「孤食」ではないらしい。

 五郎さんの食事は「独食」なんだそうです。

ひとりぼっちで寂しく食べる「孤食」に対して、

「独食」は、まわりの給仕のおばちゃんや料理人の人との関わりを

 持ちながら、(感じながら)食事を楽しむこと なのだそう。

 だからこそ、「独食」は、文脈としてすべてが繋がり、広がりがある

と言います。

 「縁食」とは、子ども食堂や炊き出しのように、

 食べるために人が集まり交流する場ですが、

 共同体ほどの強い結びつきは無く、ゆるやかに人が繋がる場として

 機能するのだそうです。

画像2

 「食べることとは 何か」を考えることは、

  世の中を考えることと無関係ではありません。

 コロナの中で、当たり前に出来ていたことが出来なくなりました。
 食べることの当たり前も、難しくなってきているのかもしれません。

 給食の食べ方も、メニューも、今まで通りではいかなくなってしまった

 わけで。

  2020年は、色々な意味で、「食べる」ということについて 

 価値観ががらりと変わってしまった一年だったと思います。

  その年末、五郎さんが 一食一食を 大切に いとおしそうに、

 美味しそうに食べている姿を見ながら

 「今年は 食べることを考えてみよう」と思った

 2021年のスタートでした。

 最後に、松重さんと、藤原さんの本も 載せておきますね

 もちろん、『孤独のグルメ』も、忘れずに。

 今年も 素敵な本を用意してお待ちしております。

 どうぞ、ご贔屓に!



サポートありがとうございます。頂いたサポートは、地元の小さな本屋さんや、そこを応援する地元のお店をサポートするために、活用させていただきます!