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【読書】渋沢栄一『現代語訳 論語と算盤』

こんにちは ナカちゃんです。

本を読めていない。致命傷です。

あと一週間は、ダメかもしれない。それでも、本を読みたい。。。。

だから、今日は一冊だけ。


1 今日の本『現代語訳 論語と算盤』 ちくま新書


今日は、日曜日。新しく始まった大河ドラマですが、珍しく毎週観てます。

あまり「時代劇」感が無いので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが

私は好きですね。

主人公は、渋沢栄一。今度のお札の人です。

子どもたちに聞いても、「だれ?」というリアクションが帰ってきますが、

この人のつくった会社や学校名を言うと、「スゲー!!」と言います。

北海道でも、渋沢栄一がつくった会社が、いくつもある。

そこで、本屋にあった渋沢栄一コーナーから、この本を読んでみました。


2 『論語と算盤』私の読み解き

 幕末から明治の時代を生きた人なので、もう古典の部類になる一冊ですが、「渋沢栄一は、今の世の中、見てるんじゃないか?」という錯覚まで起こしそうな内容でした。

 社会には、商いが必要。国を人間の体に見立てると、経済は血管であり、お金は血液のようなもの。世の中の経済が良くなれば、社会全体が良くなっていく。
 経済=商いというのは、道徳(論語)に基づくものでなければならない。そこには、仁や徳があり、武士道にも通ずるものがある。ずるをしてはいけない、ごまかしてはいけない、嘘をついてはいけない、、、、、人間として大切なことを、商いにおいても忘れてはいけないのだ。
 女性への教育は、必要なものである。女性が社会で働くことができれば、社会全体の力が高まる。優秀な人材は、男性女性関わらず、どんどん登用していくべきだ。
 なぜ、私が社会福祉施設を作るのか、と尋ねる人がいる。それは、どんな人でも命が守られるような生活を保証されなければならないからだ。商売で得た利益を、社会に還元していかなければ、健全な社会は保たれない。生活が苦しい、立ち行かない人々を、自己責任だと切り捨ててしまうことは、社会の損失である。富を持つものが、慈愛の心を忘れてしまってはいけない。世の中全体、社会全体が、安心して生きていけるようなシステムがなければ、本当に豊かな国にはなりえないのだ。


3 まとめ


私が読んで、印象的だったところを、自分の言葉でまとめてみました。

ああ、すごいよ。こんなことを言ってくれるトップがいたなら。

歴史的な出来事として記憶されるであろう、新型コロナウイルスのパンデミックは、とどまるところを知らず、世界中の経済活動を滞らせています。

 日本でも、緊急事態宣言が1都3県では、未だに解かれていません。

「国民みんなが、安心して暮らせる社会になった。」と、胸を張って100年以上前の渋沢氏に言えるのでしょうか。

約500もの企業を立ち上げ、銀行、大学、福祉施設なども設立した、

「日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一。

今、原点に立ち返って、彼の言葉を噛み締めてみる必要がありそうです。


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『論語と算盤』ではなく『浪漫と算盤』 文学的薫りが漂う素敵な曲。

 読後にどうぞ♪

ラジオもあるよ📻














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