murainaoko

新聞記者。約3年暮らしたベルギーから日本に戻りました。休んだ分、絶賛働いてます!

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最近の記事

大学院、修了しました

2月に、2021年秋から在籍したブリュッセル自由大学(VUB)コミュニケーション学修士課程(Digital Media in Europeというプログラム)を修了しました。1年間のコースでしたが修士論文が締め切りに間に合わず、半年留年しての early graduation となりました。 前期の終わりに振り返りを書いて以降、余裕ゼロでここまで来てしまった…ので、修士論文のことを中心に大学院のふりかえりを記しておきたいなと思います。(長いです…) 最後に待っていた修士論文

    • 大学院、前期のふりかえり

      昨年10月から通い始めた大学院、先週ようやく前期の試験をすべて終えることができました。完全にあきらめていた一科目を除いて、なんとか単位も取れそうです。自分の振り返りも兼ねて、どんなことを学んできたかを簡単にまとめたいと思います。 一年間のプログラムで、前期にほとんどの授業をとって後期は論文執筆にあてる流れになっています。New Media and Society in Europeという名の通り、新しいメディアが社会に与える影響を、理論、政策、経済などの観点から学際的に学び

      • 旧姓の通称使用ではだめだと思った出来事について

        突然ですが、選択的夫婦別姓にまつわる個人的なエピソードをひとりでも多くの人と共有したいと思い、これを書きます。 まず、私は選択的夫婦別姓に賛成の立場です。その理由は、生き方の選択肢は多いほうがいいと思うから。夫婦や家族のかたちは当事者自身が決めるものであり、誰もが自分たちにしっくりくる選択肢を選べる社会を望みます。 私自身、結婚で改姓した96%の女性の一人です。もし入籍時に夫婦別姓が選択できたら、迷わず別姓を選んでいたと思います。しかし正直に言うと、旧姓で仕事を続けられて

        • ベルギー生活2年目、大学院へ

          早いもので、休職してブリュッセルに来て1年が経った。 家族はそれぞれに各自の試練を乗り越え、コロナでレストランが長らく閉じていたので外食もほとんどせず、心身共に健やかに過ごすことができた。私はというと、日本を離れ、フルタイム残業しょっちゅうだった新聞記者の仕事を離れて、生協のおかずキットや大戸屋に頼ることなく家族の胃袋を支える日々に、仕事とはまた違ったやりがいを見出したりもしている。(あの頃は唐揚げやコロッケを自分で料理するなんて考えもしなかった…) ブリュッセルの街は自

        大学院、修了しました

          自転車の国で

          ここベルギーにも新型コロナの第二波が押し寄せている。 10月に入ってから新規感染者数が急増し始め、直近7日間の一日あたりの平均は1万5千人超という日がしばらく続いた。入院者数も急増していて、一日の死者数は100人を超え始めた。深刻な状況です。 レストランやバーが閉じ、文化施設やスポーツ施設も閉鎖され、行動規制の範囲も徐々に拡大した。2日からはとうとう全土で、スーパーや薬局などを除く多くの店が閉じることになった。とはいえ、日中の外出は禁止されず、幼稚園と小学校も続くので少し

          自転車の国で

          語学学校がおもしろい

          フランス語を学ぶために9月から語学学校に通い始めた。1日3時間×週4日。毎日くたくただけど、これが面白い。 最大の理由は、生徒の多様さにある。一つの教室に11か国(先生を入れたら12か国)から15人(先生を入れたら16人)が集まった。初日の自己紹介順に国名を挙げると、フランス(先生)、中国、ポーランド、シリア、アメリカ、日本、チェコ、ブラジル、ルーマニア、イタリア、イラン、マケドニア。男女比は女性が圧倒的に多いが、年齢は10代から50代まで幅広い。 前年度の下半期は新型コ

          語学学校がおもしろい

          うんちの話

          息子の幼稚園がついに始まった。 日本で保育園が突然休園してから4か月余り。息子と毎日毎日一緒の濃密な日々は、、、長かった!笑いあり、怒りあり、発見あり。そして疲れ果てることも多々あったこの間。日本中、いや世界中の主にお母さんたちがコロナ禍で似たような数か月間を過ごしたと思うと、お疲れさま!!!とがっつり肩を抱き合いたい気持ちです。(大変な思いをしているのはもちろん親だけに限らないけど、ここは戦友として) それはさておき、息子が通うのはフランス語の公立幼稚園。初日の朝こそ大

          うんちの話

          ちょっぴり苦い夏休みの挑戦

          4歳の息子がスタージュに通っている。 スタージュは夏休み中のサマーキャンプのようなもので、こちらでは長い夏休みの間、子供たちのためにさまざまなスタージュが用意されている。お弁当をもって朝出発して、夕方に帰ってくるのが一般的だ。 息子が参加しているのは地元スポーツクラブのスタージュなので、当然、先生も子供も日本語は話さない。フランス語だけの世界。日本では保育園に通っていたので、親元を離れて日中過ごすことには慣れている。とはいえ、言葉がまったく通じない環境はつらいだろうと思う

          ちょっぴり苦い夏休みの挑戦