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うんちの話

息子の幼稚園がついに始まった。

日本で保育園が突然休園してから4か月余り。息子と毎日毎日一緒の濃密な日々は、、、長かった!笑いあり、怒りあり、発見あり。そして疲れ果てることも多々あったこの間。日本中、いや世界中の主にお母さんたちがコロナ禍で似たような数か月間を過ごしたと思うと、お疲れさま!!!とがっつり肩を抱き合いたい気持ちです。(大変な思いをしているのはもちろん親だけに限らないけど、ここは戦友として)

それはさておき、息子が通うのはフランス語の公立幼稚園。初日の朝こそ大泣きしたものの、その日の帰りに隣のクラスの日本ルーツのお友達と公園で遊んで意気投合し、おかげで2日目からは意気揚々と通っている。

お友達と帰りに遊んだ公園でのこと。息子は言葉を覚え始めたころからずっと私のことを「かっか」と呼んでいるのだが、息子がかっかかっか言うのを聞いていたお友達のお母さんが、「カカ(caca)って、フランス語でうんちって意味だよ」と少し気まずそうに教えてくれた。えー!うける~と笑う私を、遠くのほうから息子が「かっかー!!」と大声で呼んでいる。ちょ、ちょ、やめてくれ〜

登園二日目の朝にはこんなこともあった。

幼稚園に着く直前に息子が「うんちしたくなってきた」と言うので、翻訳ツールに「彼はうんちがしたい」と日本語入力して、仏語変換された画面をスクショして担任のおばちゃん先生に見せることにした。翻訳ツールは、グーグル翻訳よりも自然な訳になるのでDeepLを使っている。(ちなみに配布プリントなどを読むときはグーグル翻訳のカメラ入力が便利)

すると、おばちゃん先生が「OK」という感じで理解したあと、ちょっとそれ貸してってな感じでDeepLに何やら入力し始めた。

出てきた日本語は、「トイレの悪役言葉」。私の入力した「うんち」は「chier」と翻訳され、それは口汚い言葉だったらしい。私はその場でなんとなく理解して、「わかりました。教えてくれてありがとう」と返事をしてそそくさと立ち去り、幼稚園が見えなくなったところで急いで日仏辞典で調べた。出てきた意味は「≪俗≫くそをたれる」だって。ぎょ!!おばちゃん先生が指摘せざるをえないと思うほどのダメな言葉だったのだろう。知らないって怖い。怖い、けど、面白い。

ちなみに息子が初めて覚えたフランス語は「ピピ(pipi)」だった。意味は、おしっこ。これで子供の必須単語二つをマスターした。





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