価値を生み出す新コミュニケーション
働き方改革を成功に導くには「社員がワクワクして働く」ことです。
ワクワクして働く社員が増えれば、おのずと生産性が上がり、会社の業績もアップしていきます。
「社員がワクワクして働く」ために必要なことってなんだと思いますか?
それは、コミュニケーションしやすい環境を整えることです。
なんだ、コミュニケーションなんてあたりまえじゃないか、と思われるかもしれません。
多様な価値観が認められるようになった今、コミュニケーションの在り方が以前と大きく変わってきているのです。
コミュニケーションには
「広さ」と「深さ」と「高さ」があります。
「広さ」は、多様性です。自分の興味のある分野と相手の興味のある分野が異なるなど、話題の広さにもつながります。
「深さ」は、相手への親近度によって会話があいさつレベルの浅いものか、価値観レベルの深いものかが変わります。
「高さ」は、個人の自己実現への情熱レベルによって、その人の強みと特性でユニークさを自己発揮しているかが変わります。
高度成長期(20世紀型)の働き方は、「広さ」を求められず、社員間の親近度である「深さ」はあまり近すぎず(割り切る)、「高さ」についても、個人が自分の強み(とんがる)を強く問われることはありませんでした。
しかし、21世紀型の働き方は、「広さ」である多様性を求められ、「深さ」は価値観まで掘り下げる深いものになり、「高さ」は個人の強みや特性、ユニークさ、とんがった個性を互いに認め理解しあうようになりました。
このように会社の中でコミュニケーションの在り方が大きく変わろうとしています。
20世紀型の働き方はトップが決めた方針にそって社員が行動する、というものでしたが、21世紀型の働き方は、大きなビジョンはトップが示すけれど、具体的な方針や行動は社員がアイデアを出しあい意思決定し実行できるようになりました。これを「共創する組織」と言います。
その際に、大切になるのが新コミュニケーションです。
社員一人一人の頭の中にある自分の考えを見える化してほかの社員に伝え、多様な価値観を尊重し合い、異なるアイデアや意見を出し合いながら、よりよい結論へと向かう過程に価値を見出すようになったのです。
こうしたコミュニケーションをする際に活躍するのがホワイトボードやふせんといったツールです。
アイデアはその考えが頭に浮かんだ瞬間に言葉にしないと消えてなくなります。
ホワイトボードやふせんはアイデアがすぐメモできる。見える化できる。さらにメンバーと話すときは自分も相手も同時に見ることができます。
出たアイデアを互いにディスカッションしてよりよいものにしたり、わかりにくい部分はその場でさらにメモを重ね、その場で消したり、加えたり、時にはイラストを使ったりして情報を全員で瞬時に共有することができる便利さがあります。
価値観が多様な人たちの間で共通理解をしながらユニークな価値を作り上げていく。
ホワイトボードやふせんの活用を通してコミュニケーションが快適、快活になります。
これからの時代は、新しい価値をどんどん社内から繰り出せるかどうか?アイデア勝負の時代になります。
社内ではこれからも頭の中の考えをアウトプットする機会が増えることは間違いありません。
あなたの会社のコミュニケーションに「広さ」と「深さ」と「高さ」はありますか?
【ビジネス成功のための質問】
コミュニケーションの広さ、深さ、高さを引き出すためにどんな環境整備が必要だと思いますか?