「ル・ブルギニオン」菊地美升さん、4月22日の答。
―休業―
菊地美升シェフ率いる「ル・ブルギニオン」は今年、東京で20年。フランス料理店として成熟し、最高潮を迎えた、記念の年になるはずだった。しかし周りへの感謝の意味で企画した数々のイベントも中止、または延期して菊地シェフはすみやかに休業を決めた。それは「終息への希望」を込めた、祈りのような休業だ。
20周年という節目の年に
「ル・ブルギニオン」は2000年1月のオープン、今年で20周年なんです。初めて、パーティを開こうと計画していました。
これまで5年でも10年でも周年祝いなんてしたことはなかったけど、20年ならみんな来てくれるかな、と。1月じゃ寒いから、4月11、12,13日の3日間の予定でした。
卒業生のカワテ(「フロリレージュ」川手寛康シェフ)、シモノ(「ア・ニュ Shohei Shimono」下野昌平シェフ)、ヒロミチ(「レストラン ヒロミチ」小玉弘道シェフ)、キタノ(「ル・ヴァンキャトル」北野智一シェフ)に料理を1品ずつ作ってもらうことも決まっていたし。
僕はコラボとか、あまりしたことがなかったんですけど、今回はカワテとやってみよう!と。パーティーはなくなっても、これはいつか実現したいと思います。
去年のうちから、2020年の計画をいろいろ考えていたんです。お店のリニューアルをしようか、とかね。11月から今年2月にかけては今までにない売上にもなりました。
20年の節目を迎えて、さあこれから、っていう時だった。
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