英会話講師が小学校受験に対して感じたこと
先日、友人たちとランチをしていた時のこと。
話題が小学校受験なったのですが、ちょっと面白い話が聞けました。
ある知り合いのお母さまが、とある予備校で子供の小学校受験のための面接の練習をされていて、他の保護者もたくさんいる前で、面接試験管役の先生にひどくダメ出しをされてしまった
という内容でした。
「もっともっと謙虚に控えめに話して、旦那さんをたててなきゃ!
あなたね、そんな態度じゃ絶対に合格できませんよ!」
と、面接官役の先生に言われたそうです。
(へ〜、みんなの前でそんな風にダメ出しされたら、私なら泣いて帰るかも…。)
と思いながら話の続きを聞いていると、そのダメ出しされたお母さまは
「お言葉ですがねえ!!」
と机をバーンと叩いて立ち上がり、そこから延々と、自分の主張をして何が悪いのか、妻が夫に遠慮して後ろに下がる時代は終わった!的な話をされたそうです。
その話を聞いて思ったことは
「…小学校受験っていうものは、親が大変ってよく言うけど、それだけじゃないんだな。
子供も親も、精神が強くないとダメなんだな。
私にはやっぱり向いてなかったのかも…。」
ということでした。
実は数年前、息子がまだ幼稚園の年中さんになりたての時に、息子と小学校受験の体験コースへ数回参加したことがあるのです。
そして、もちろん営業トークなのでしょうが、そこの先生に
「息子さんなら、難関小学校もじゅうぶんに狙えますよ!」
とおだてられ、すっかり気を良くした単純な私は、息子に
「どうする?
頑張ってお勉強して、難しい小学校にママと一緒にチャレンジしてみる!?」
と聞きました。
すると息子は
「ううん!僕、やらない!!」
と素晴らしくキッパリと断ったのです(笑)
なんてヤル気のない息子なんだと一瞬ガッカリしたのですが、よく考えてみれば、うちには遠い小学校まで送り迎えする時間の余裕もなく、金銭的にも厳しいものがありました。
ですので、息子にキッパリと断ってもらい、内心とてもホッとしたことを覚えております。
小学校受験に対する考え方は様々でしょうが、地元の公立小学校へ楽しそうに通う息子の様子を見ていると
うちにはこれが正解だったかな〜。
息子には、中学受験か高校受験で自力で頑張って貰いたいな〜。
と都合の良いことを考えております。
もちろん、小学校受験のメリットも多々あると思います。
教育の内容も、やはり受験なしの学校より勝る点が多いでしょう。
そして何より、親子で一丸となって目標に向かって戦うという経験は、何事にも代え難いものだと思います。
小学生受験に限らず、私も英会話スクールで長年働いており、毎年この時期は頑張る中学や高校、大学受験生たちの姿も間近で見ております。
目標に向かって必死で頑張る姿は、毎年見ていても感動するものですね。
全てを教えきった後は、実力の全てをを出し切れることを祈るばかりです!
受験生の皆さまや保護者の皆さま、インフルエンザや体調に気をつけて、力一杯頑張って下さいませ。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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