どんな記事がよく読まれているのかについて考える
プログラミングを学び始めて2ヶ月が経とうとしています。
技術系の記事はQiitaに、考えたことはnoteに書くようにしており、気づくと30近くの記事を書いていました。
書くだけでなく、読まれなくてはもったいないということで、今回はどんな記事が読まれているのかについて考察してみようと思います。
ちなみに、Twitterについて最近分析した記事はこちらです。
エンジニアには助け合いの文化がある
そもそも、Qiitaとは。
Qiita (キータ) は、エンジニアに関する知識を記録・共有するためのサービスです。
Qiitaの思想についてはhttps://qiita.com/about をご覧ください。 またQiitaではコミュニティガイドラインとして、Qiita内での行動指針を明文化していますので、併せてご覧ください。
出典 Qiita supportより
私もプログミングをはじめるまで馴染みがなかったサイトですが、見てみてびっくり。様々な人がエンジニアリングでチャレンジしたことに関して書かれていて、別の人が同じことをやろうとした時に再現できるように記事にされています。
私も何か新しいことをやろうとする時には、まずQiitaで過去に同じことをやろうとした方がいないかを検索するようになりました。
記事を書くだけでなく、Q&Aに質問をすると回答してくださる方もいらっしゃってエンジニアの人たちの助け合う文化に触れ感銘を受けていますし、自分が書く初歩的な記事も誰か他の学び始めた人の役に立てばいいなぁと思って書いています。
Googleアナリティクスを用いたQiita記事の分析
今回、記事がどれくらい読まれているかを参考にするためにGoogleアナリティクスを用いました。
Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。
事前に設定をしておく必要があるのですが、こちらの記事を参考に11月14日から解析ができるように設定しました。
はじめの集客サマリーがこちら。
15日、19日、24日、(少しだけ17日)に読まれている山があることがわかります。
そこで、どこからサイトを訪れたかをみてみると、
基本的にはdirect/noneで、Qiitaのサイトから直接流入しているようです。
17日にはiPhoneで写真を撮ったらDropboxに自動保存されることに関する記事、18日には特定の単語がツイートされたらGoogleスプレッドシートに記載されるようにする記事を投稿しており、19日に最も高い山があるのはこの影響だと考えます。
24日も新たな記事を書いた日です。
一方、興味深いのは15日。
この日はQiita記事を書いていません。
また、この日のみtwitterからの流入(t.co)が多いです。
しかし、自分のツイートを遡ってみても、14日、15日にQiita関連の記事を投稿していませんでした。
「ツイート」タブで過去ツイートをたどってもわからなかったので、「ツイートと返信」をさかのぼってみつけたのがこちら。
1000人を超えるフォロワーがいらっしゃる@yutakatさんに引用リツイートされることで読まれていたようでした。
この顔分析の記事が、私の過去のQiita記事の中で最もLGTM(Look Good To Me!の略で、noteでいうスキ)が多く、実に53LGTMとなっています。
11月3日に投稿した記事であり今回の解析期間(11月14日から24日)からすると過去記事になるのですが、@yutakatさんのリツイートのおかげもありこの期間に50LGTM超えを達成しました。
Qiita記事ごとの違いを考えてみる
記事ごとの表示回数をみたのがこちら。
過去記事にもかかわらず、顔判断の記事がやはり強い!
Qiita上でみてみても、9754ビューで53LGTM、15ストック、4コメントと、圧倒的な反応数です。
一方、思ったほどLGTMが伸びなかった記事がこちら。
323ビューで3LGTMと最も少ない反応数でした。
普段の訪問診療で診察のたびに写真を撮って担当事務さんに記事を送るという8クリックの工程が2クリックでできるようになる、個人的には感動的な仕組みだったのですが、全然読まれませんでした。
要因としてはいくつかあると思っています。
一つは記事の内容について。
他の記事は、このプロトタイプを作ろうと考えた背景についてはじめに書いているのですが、Qiitaを読む人たちは在宅医療の様子などあまり興味ないのではないかと思い背景についてあまり書かなかったところ記事自体が読まれませんでした。
もう一つ、自分の記事投稿後に@tishiyamaaさんのこちらのツイートを読んで知ったのですが、この記事の内容はわざわざIFTTTを経由しなくてもiOSショートカットを使えば実装可能だとわかりました。技術的にもイマイチだということ。
このため、現在は別の仕組みを使っています。といってもこの仕組みにも実際に在宅医療の現場で使う中で課題があるので、もう少し使ってみてあらためて記事にしようと考えています。
「Qiitaを読むエンジニアさん達は記事の背景には興味がなく、技術面が重要だろう」と考えていたのですが、もっともLGTMが多い顔判断の記事もそもそも目新しい技術は使っていませんし、記事を読まれることになった@yutkatさんのリツイートが「文章がやたらうまい」と書かれたものだったことを考えると、当たり前のことながら記事の書き方も重要だという結論となりました。
自分自身、文章力が高い方ではないとわかっているのですが、顔判断の記事は自分自身が楽しみながら書いていたことで、読んだ方にもその楽しさが伝わったのではないかと考えます。
また、Qiita記事のほとんどがdirectの流入だったわけですが、自身で楽しみながら書き読んで楽しいものになっていれば、Qiitaサイトから以外、エンジニアでない方にも楽しんでもらえるのではないかとも考えました。
note記事に関する分析
noteにはダッシュボードというサイトがあり、閲覧数をみることができます。
私が投稿した記事の中で最も読まれていて反応も良好なのがこちらの記事。
341ビュー23スキです。
一方で、今取り組んでいて最も読んで欲しかったにもかかわらず反応がイマイチなのがこちら。
155ビュー、10スキです。
ビュー数としては全体の4番目、スキ数としては3番目でした。
一番読まれている記事は一番はじめに書いた記事でもあり、今読み直してみると文字ばかりの記事な上にリンクの貼り方もうまくいっておらず、記事の見た目としてはもっとも貧相なのですが、読まれてもいるし反応も良好でした。
自分のnote記事がどこから読まれているか考えた時に、noteのダッシュボードでは流入元がわかりません。
Qiitaの場合はdirectが最も多かったのですが、これは全体の記事数が少なく書いた記事の多くが当日のランキングやトレンド入りしてそちらからの流入があったためだと考えます。
一方で、noteには毎日膨大な記事が投稿されており、noteのサイトからdirectの流入は多くないと考えます。私が最も情報発信を行なっている媒体はおそFacebookであり、自分のFacebookからnote記事への流入がもっとも多いのではないかと考えました。
そこで、facebookでの反応をnoteでビューが多い上位4つの記事で見比べました。
・在宅医療の業務改善について考えた(タグ4個)
338ビュー 23スキ(うち、非会員ユーザー10)
145いいね! 6コメント 6シェア (facebook)
・ヒヤリ・ハットをオンライン化で簡単に共有して重大事故を回避する(タグ4個)
245ビュー 14スキ(うち、非会員ユーザー4)
66いいね! 0コメント 1シェア (facebook)
・クラウドファンディングについて考察する(タグ6個)
238ビュー 20スキ(うち、非会員ユーザー5)
137いいね! 4コメント 1シェア (facebook)
・ヒヤリ・ハット報告オンライン化でのクラウドファンディングに向けて(タグ12個)
146ビュー 10スキ(うち、非会員ユーザー2)
48いいね! 2コメント (facebook)
これらを見比べてみても、Facebookのいいね!とnoteのスキが相関しているように見えます。
非会員ユーザーからのスキが比較的多いのもFacebookからの流入が多いことと関係していると考察しました。
タグ数とビュー数が相関していないのも、noteのサイトからのdirect流入の少ないことが反映されてと考えます。
記事に興味を持ってもらうにはどうしたらいいのか
Facebookのいいね!もnoteのスキも多い方がいいのはほとんどの方が考えることで、どやって記事に興味を持ってもらうかは永遠のテーマとも言えるものかと思います。
その中で、今回Qiitaとnoteの記事に関して分析し考えたのは、自分が楽しみながら書いた記事は他の方にも楽しんでもらえるということです。
Qiitaの顔判断の記事は典型的ですが、noteでも比較的スキが多かったのはプログラミングを初めて間もない時期にプログラミングの技術をどう在宅医療に生かせそうかという記事や、馴染みのないクラウドファンディングについて考察するという記事でした。
自分にとって新しいことへのチャレンジは、他の人にとっても目新しくうつったのではないかと思います。
一方で、イマイチ伸びなかった記事は二つともヒヤリ・ハットについてのものでした。
ヒヤリ・ハットの活用について今後取り組んでいきたいと考えている中で、致命的とも言える結果で、正直どうしたものかと頭を悩ませています
今回の分析結果を見て、あらためてヒヤリ・ハット自体に興味を持っている人が少ないのだと思いました。
一方で、ヒヤリ・ハットを有効に活用することは同じミスの繰り返しを減らすことにつながり、多くの医療・介護現場、さらには他の分野においても有用なことだと思います。
しかし、あらためて考えてみるとヒヤリ・ハットを行うことではなく同じミスの繰り返しを減らすことが重要で、ヒヤリ・ハットの活用はその方策の一つに過ぎないということです。
同じミスを繰り返したくないというのはみんなが思うことであり、この方策としてあまり注目されていないヒヤリ・ハット報告を活用するということは意義があることではないかとあらためて思いました。
一方で、自分が意義あることだと思っていても他の人に興味を持ってもらうことの難しさも痛感しました。
どうすれば記事に興味を持ってもらえるのか、まだわからないというのが正直なところなのですが、あまり人に響かないヒヤリ・ハットについて強調するよりも、多くの人が共感し本来の目的でもある同じミスの繰り返しを減らしたいという点を重視して今後の記事を書くようにしてみようと考えています。
そしてもう一つが、自分自身も楽しみながら書くこと。
プロトアウトをしたから記事を書く、ということではなく、このプロトアウトのどこが面白く意義あるのかということを意識し、自分でも楽しみながら記事を書くことで読んでくださる方にも楽しみ興味を持ってもらえるのだと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
今後もプロトアウトを行い記事を書いていきますので、引き続きよろしくお願いします。
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