メモを取るだけで好印象!

近年、iPhoneやパソコン、ipadなど様々なデジタル機器が飛躍的に進化を遂げています。

しかし、取材をする記者を想像して下さいと
言われた時にあなたはどんな姿を想像しますか?

私はベタに片手にメモ帳、片手にペンという
姿をイメージします。
恐らく、私と同じ事を想像する人も多いと
思います。

一昔・ニ昔前なら、漫画に出てくる「情報屋」的なキャラクターは耳に鉛筆を挟んでいたりも
しました。

得た情報をメモするというのは、様々な意味や効果があります。
メモを取ることで要点が整理しやすくなりますし、後で読み返して新たな気づきを得られたりすることもあります。

2019年にビジネス書第1となった
SHOWROOM株式会社 代表取締役社長 前田 裕二さんの「メモの魔力」も具体的にメモする事で、頭の中を整理しアイディアが生まれると
いわれています。

また、メモをとるという行為には、自分が情報をまとめたり整理したりという以上の大きな効果があります。
それは、メモをとることによって相手に好印象を与えられると言うことです。

例えば部下が職場で、上司や先輩に何かを教えてもらっているとします。
その時、相手は部下が自分の話を理解しているかどうかを常に気にかけています。

相手の話に反応していることをアピールするには相づちと言う手段がありますが、それにしても相手からは「聞いているふりをしているだけかもしれない」という疑惑や不信を持たれてしまう可能性が拭えません。

そこで部下がメモをとっていたらどうでしょう。相手は、部下が自分の話を書きまとめて
覚えようとしている、要点をまとめようとしている・・・と思ってくれるはずです。
これは相手に好印象を与えることになります。

また、メモをとりながら聞くことで、相手からはより多くの情報が引き出せるともいわれます。

こうした効果を、心理学ではインタビュー効果と呼びます。

相手がメモをとっていると、話し手は自分が相手から注目されていることをより強く意識するようになります。

それで「自分は相手から重要視されている」と感じ、知らず知らずのうちにますます積極的に話、丁寧に説明するようになるのです。