巨大テクノロジー企業の驚異!!

皆さんはAppleという企業をご存知でしょうか?
恐らく、全世界の人が知っているであろう欠けたリンゴのマークでお馴染みの大企業のAppleです。
ただ、Appleという企業がどれほどすごい企業かを具体的に説明できる人は少ないのではないかと思います。
ここでAppleという企業について簡単に説明をしたいと思います。
まず、Appleの創業者の一人はあの有名な""スティーブ・ジョブズ””です。
スティーブ・ジョブズは友人のスティーブ・ウォズニアック、ロナルド・ウェインと3人でApple Computer・Companyを創業したのがAppleの始まりです。

現在、Appleの『企業の価値』を表す株式の時価総額は、2019年に約2,602億ドル(約28兆6,220億円)の売り上げをたたき出しました。
これは、2018年のエジプトの『GDP(国内総生産)』の約2,496億ドルを上回る金額です。
ようするに、たった1つの企業の売上高が、
一国家が生み出す経済規模を超えているといことになります。

アメリカではこうした巨大テクノロジー企業が続々と登場しています!
例えば、グーグル(Google)、フェイスブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)です。
グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)
この4社の頭文字を『G』『A』『F』『A』を取り、できた名が””GAFA””と呼ばれています。

この4社の2019年の売上高を合計すると、
なんと7,733億ドル(約85兆630億円)に達します。
これはGDP国別ランキングのなんと20位にいるスイスのGDP約7,056億ドルに匹敵します。


GAFAは国家を凌駕する経済規模だけでなく、自分たち独自の『経済圏』までも
世界中に広げようとしています。

例えば、皆さんがよく利用されているAmazonは元々は、本をインターネットで販売する
「ネット書店」としてアメリカで創業しました。

しかし、現在では日用品や雑貨、家電、車など、あらゆるモノをネット上で販売しています。
この成長過程でAmazonは「世界最大の書店」から、あらゆるモノを取り扱う「エブリシング・ストア」へと進化しました。
そうなると、どのようなことが起きるかというと、事業領域が競合する書店や家電量販店、スーパーやデパートの「経営破綻」がおきます。
実際にアメリカ国内では起きました。
物流事業の拡大やリアル店舗の展開をはじめとする事業領域の拡大に伴い、「エブリシング・カンパニー」へと成長する過程で生まれたのが
「アマゾン経済圏」です。
Amazonは欧州や日本にも進出しており、
現在では、ドイツ・英国・日本の売上の合計がAmazonの小売事業の3分の1を占めています。
アマゾンをはじめとする巨大テクノロジー企業は、国家とは別の形態で
”世界制覇”を企てているというわけです。

~予備知識~
『企業の価値』『GDP(国内総生産)』『経済圏』