山形で感じた世界のこと
この週末、妻娘連れて、山形の庄内平野を訪れておりました。
株式会社SHONAIグループが運営するスイデンテラスに泊まりながら、B Corpを巡るツアーでした。
B Corpとは
Benefit for ALLを体現する社会に良い経営のあり方を模索するB Corpムーブメント。
アメリカの非営利団体から始まった認証制度ですが、今や100か国以上、9000社超の企業(日本は45社)が取得しているグローバル基準の一つになっています。
最近はB Corpの話を中小企業の経営者の方にお話しすることも増えてきましたが、よく言われるのが「日本の中での小さい会社なのに、そんなスケールの大きなことはまだ早い」とか「昔から続くうちの良さがあるから、海外のものさしで図るには難しい」とか。
SDGsも社会課題や環境問題もグローバルな話だから、自分には関係ないって思いがちですが、そもそも「グローバルってどこの出来事を指してるの?」ってシンプルな疑問がいつもありました。
グローバルとローカル
「グローバルに通用する」とは一体何だろう?と考えたとき、全世界に広がる共感の伝播ではないかと。世界的に注目されるトレンドとは離れた場所のもの、つまりローカルなものは、グローバルと関係ないと思いがちだったんですが、
実は逆で、
ローカルでの隠れた価値を創り出している文化や技術を世界に発信することで、新たなスタンダードの形の一つとして知らしめて、メインストリームに盛り込んでいくことが、真にグローバルたらしめる大きな要素なんじゃないかなって感じたのです。
ローカルは、実はグローバルの最先端を行っているなぁと。B Corpには「B Local」という考え方があるそうですが、自分たちの地域に根付いた価値観が実は世界とつながっている、だからこそ地域から発信するムーブメントの一翼を担うことが、これからの時代に求められていると実感し、胸が熱くなりました。
日本の中小企業にこそ隠れた価値が眠っている
誰もが分かりやすい価値を求めるのもいいですが、誰もが知るわけではないけれど、自分が誇りに思うものを堂々と、淡々と磨き上げていく。それもまた、かっこいいなと思いました。
社会性と事業性の両立が、これからの中小企業にこそ求められることだと改めて確信です。
庄内柿で干し柿を加工する工房にもお邪魔しましたが、
実家の焼き物を作る工場と同じ雰囲気を感じ、とても懐かしく思えたのも、胸が熱くなった理由です。
おわりに
いろいろ書きましたが、とにもかくにも、娘がこれまでにないくらい大はしゃぎで楽しんでくれたのが、何より一番の収穫でした(笑)
庄内平野のある山形県鶴岡市、皆さんもぜひ遊びに行ってみてください。
合同会社エネスフィア
加藤直樹
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