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『どうせ無理』をなくしたい

『大人も子どもも夢を持てる社会にする』

前回は夢を持った日のことをお話ししました。
我ながら突然大きな夢を掲げたものです。

今年の目標は学校講演(授業)で子どもたちに『夢を持つことの大切さ』について語るです。特にコネがあるわけではないし、教員をしている友人たちに迷惑をかけるつもりもありません。
当たって砕けろ精神で学校関係者の方々に気持ちを伝えていきたいと思います。

でもその前に自分が伝えたい内容をまとめないといけませんね。
本日も拙い文章ですが一生懸命伝えていきますので、よろしくお願いします。

『どうせ無理』はどこから来たの?

「夢を持とう!」と子どもたちに伝えることができたとして、
まず言い返されるのがこの言葉だろうなぁ。

『どうせ無理』

この『どうせ無理』をしっかり外してあげないと、
いくら夢を持つ大切さを伝えても聞き入れてもらえないですよね。

ではなぜ『どうせ無理』と思うのでしょうか?
子どものころは夢を持っていたのに、いつのまにか『どうせ無理』と思うようになっている・・・。この『どうせ無理』はどこから来たんだろう。

大人になってからの『どうせ無理』には、自身の過去の経験に囚われていることが多いように思います。
一度挑戦をしてうまくいかなかったから、無理。

逆に子どものころの『どうせ無理』には、親や周囲の人の影響が大きいのではないかと思っています。
親や周囲の人が難しいと言っているから、無理に違いない。

これでは本当に子どもたちの可能性にフタをしてしまいます。

弟の『どうせ無理』の真実

私には4歳下の弟がいます。
歳が離れていることもあり、あまり深い話をする機会がなかったのですが、大人になってから知ったことがあります。
それは中学時代、常に周囲から兄である私と比較されていたそうです。

私も弟も野球部で、あまり勉強が得意ではありませんでした。
でも私は中3で塾に通うようになり危機感から必死で勉強したおかげで、部活引退後に急激に成績が上がりました。(もちろん高校入学後に急降下しますが・・・)
なので最終的には親や周囲の印象はこうなりました。

兄貴は勉強が得意で、野球がダメ
弟は野球が得意で、勉強がダメ

テストのたびに先生や親から、「兄貴はまあまあ勉強ができたのに」と言われ続けたそうです。そのたびに『どうせ俺は』と卑下して、弟は逆にどんどん勉強が嫌いになりました。(そのかわり野球の才能は抜群で、高校進学後には甲子園出場も果たします!ちなみに私は中学時代万年補欠でした。)

そのため周囲も本人も『どうせ無理』だと思い込むようになっていました。
これはまさに親や周囲の影響で『どうせ無理』になった例です。

小中学生時点の成績で判断するのは早すぎる

小学生や中学生時点の成績を見て、「この子には〇〇大学は無理だ」と決めつけているのをよく耳にします。

でもこれってよくよく考えてみると、こういうことかなって思います。
幼稚園児に「九九言ってみて」と聞いて、言えないから「この子は勉強できないね。」と決めつけている。
・・・ちょっと極端過ぎますね。すみません。

でも小中学生だって同じだと思うんです。大学入試でする問題ってこれから学ぶものなんですよね。そして現時点ではまだ目指してもいないし、真剣に取り組んでもいないんですよね。それなのにもう無理だと決めつけられてしまう。それではあまりにもかわいそうです。

だったら本人の思い込みを外してあげて、信じてあげて、本気になれる環境をつくってあげればいいんです。
これは子どもたちだけではなく、大人たちの思い込みも外さないとできません。

親や大人たちに無理だと思われている子どもたちに夢は描けません。

早稲田大学なので大したことないです。
※Aちゃん(小2)談

逆に周囲の影響で逆の思い込みをしている人もいます。
娘(小2)のお友達Aちゃんです。

早稲田大学に合格するのは難しい。一般的にはそう思われています。
でもAちゃんが先日こんなことを言っていました。

「私のパパは早稲田大学(卒業)だから、たいしたことないです。」

よくよく聞くと、おじいちゃんが東京大学卒業なのでその家系ではパパはたいしたことないんだそうです。パパかわいそ過ぎます。

そんなこんなでAちゃんにとっては、早稲田大学に合格することはたいしたことないということでした。なので、将来きっとAちゃんは周囲にどんなことを言われても、早稲田大学に合格することは『どうせ無理』とは考えないでしょう。なぜなら達成している人が身近にいるから。

そこでふと思いました。
どれだけ周囲が難しいと言っていることでも
達成したいけど『どうせ無理』だと思っていることでも
達成した人が身近にいれば、その存在を知れば、思い込みを変えることができるのではないでしょうか。

『思うは招く』

『どうせ無理』という思い込みもあれば、
『必ずできる』という思い込みもあります。

北海道でロケットを開発している植松電機 植松努社長の言葉
『思うは招く』です。

植松社長は幼少期におじいちゃんとアポロの月面着陸をテレビで見ました。
そのときおじいちゃんが見たこともないくらい喜んで言ったそうです。
「ほら見れ~、人が月へ行ったぞ!お前も月いけるぞ!」
そして植松少年はもう一度おじいちゃんの喜ぶ顔が見たいという思いから、ロケットの本を手に取ったそうです。

でも学校ではたくさんの人から「どうせ無理」と言われました。
もともと勉強はできるほうではなかったため、「ロケットなんて頭がよくないと無理、お金がかかるから無理、別世界の話だ。お前なんかにできるわけがない。」と言われました。

そのとき植松少年は思ったそうです。
「夢ってなんだろう」
「できる夢しか見ちゃダメなのかな」
「できるかできないかは誰が決めるんだろう」

「やってみなきゃわかんないはずなのに、やったこともない人が決めるのは変じゃないのかな」
「今できないことを追いかけることが夢っていうんじゃないのかな」

そして植松少年は今もなお夢を追い続けています。

『どうせ無理』に出会ったらこう答えるそうです。

『だったらこうしてみたら?』

今では世界に3つしかない無重力実験棟を持ち、NASAの人たちも足を運ぶほどまでになっています。(NASAの援助も自由に研究ができなくなるからと断っているそうです。)

まさに『思うは招く』です。

植松社長の講演を聴いたことがない方は、ぜひ聴いてみて欲しいです。(20分くらいです)

大人も子どもも夢を持てる社会に

『どうせ無理』は思い込みです。
自分ではやったことない人や途中で諦めた人が言っているだけ。

『だったらこうしてみたら?』
自分が見方を変えるだけで思い込みは変えられます。

子どもたちに伝えたい。
『どうせ無理』をなくしたい。
子どもたちの可能性は無限大だ。

もちろん大人のあなたの可能性も無限大です。

『大人たちが夢を持てば、子どもたちも夢を持つことができる』

あなたも夢を持ってみませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
成長をあたかかく見守っていただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いします。

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