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マーケターは社会における医師である

「マーケターとは、社会における医師である」

僕はそう考えています。

なぜか?
後ほど詳しく説明しますが、

  • 医師が人の病を治癒するプロセス

と、

  • マーケターが自社やクライアント様や社会の課題を発見して解決するプロセス

は似通っているからです。

ですので「マーケターとは社会の医師である」というテーマで今回書かせていただきます。


1、株式会社WonderSpaceの山本と申します

出典:プロフィール

ご挨拶が遅くなりました。

株式会社WonderSpace代表取締役の山本と申します。

まず簡単に自己紹介させてください。

2001年、東京大学理科II類に合格し入学しました。
しかしその後、洋服が大好きになり、洋服を買うためにひたすらアルバイトに明け暮れるようになりました。

お昼に起きて、そのまま原宿に行き、17:00〜朝8:00ごろまでカラオケ屋でバイトをするという日々を送っていました。当然学校に行く時間がなくなり、行かないので講義の内容が分からない。分からないからもっと行きたくなくなり、原宿やバイトに足が向く、という悪循環に陥りました。

そのため大学を中退。
その後、フリーター→ニートとなり、親も泣いてました、、、

このままだと人生ヤバい、となり何か法律系の資格を取ろうと決意。
そこで働きながら学ばせてもらえたら、と思い法律事務所に入所しよう!と考えたのですが、時は就職氷河期。

簡単に雇ってもらうことはできません。そんな中雇ってくれた法律事務所がありました。今思うとよく雇ってくださったなと、、、なぜなら就職氷河期に加えて、お送りした履歴書の写真がこれだったからです。

こちらの法律事務所で働かせてもらったことをきっかけに、法律のことやマーケティングのことを学ばせていただきました。
(結果、司法試験には受かりませんでしたが、人生において大切な挫折経験になりました)

これをきっかけに大変有り難いことに当時参議院議員で弁護士の丸山和也先生との出会いがあり、国会議員秘書としての仕事や選挙、さらには寒中水泳を経験させてもらいました。

寒中水泳は別として、国会議員秘書時代の経験は、後ほどお話しする「マーケティングの力で日本の課題を解決する」という弊社のPURPOSEに繋がります。

そして秘書のお仕事をさせてもらいつつ、「株式会社猿」を設立しました。設立のきっかけは法律×マーケティングの知見でお役に立てる企業様がいらっしゃったので、そのお仕事をさせていただくために会社を設立しました。

社名の由来は、私の尊敬する豊臣秀吉が「猿」と呼ばれていたからです。

2016年には秘書の仕事が終了となり、会社に集中することになりました。そこからメンバーが増えており、現在は約70名ほどです。

なお、2021年に愛着ある「猿」という名前から現在の「WonderSpaceに社名変更しています。

理由としては弊社のアドバイザーより「山本君のところに人を紹介したいんだけど、『猿』という名前だと紹介しづらいんだよね」と言われて泣く泣く変えました。

社名変更の経緯については「猿→粋」に記載しております。

なお、より詳しいプロフィールはこちらにまとめてますのでご興味ある方はお読みいただけたら嬉しいです。

2、マーケターは社会の医師である

では今回の主題に入っていきます。
僕はマーケターは社会の医師だと思ってます。

色心不二と言われるように、心と体は一体です。
医師は体の異常を治癒しますが、心も健全でないと幸せにはなれません。

心が健全になるために必要なのは、ストレスを減らすこと、つまり悩みを解決してあげることではないでしょうか?

そして、悩みを解決できるのはマーケターだと思ってます。

なぜなら、マーケターは人の心の悩み(課題)を発見してそれを解消することでワクワクに導く人だからです。より具体的に言うと、悩みを抱える方に適切な商品・サービスという解決策を引き合わせることで悩みを解決するのです。

社会というレベルでも同じことが言えると思います。
冒頭で書いた内容の繰り返しになりますが以下の通りです。

  • 医師は人の病の原因を見つけて適切な治療方法を導き出し、治癒して健康にする

と、

  • マーケターは社会の課題の原因を深掘りして適切な解決策を導き出し、より良い社会にする

は何か異常を見つけて改善するという意味で共通点があります。

そう、マーケターは一人一人の悩みの解決のきっかけを作る人であり、社会の医師なのです。

3、「マーケティングの力で日本の課題を解決する」というPURPOSEに込めた想い

一旦少し話逸れますが弊社のPURPOSEについてお話しさせてください。後ほど話は繋がります。

弊社のPURPOSEは「マーケティングの力で日本の課題を解決する」です。

マーケティングで日本をもっとよくしたい、社会をもっと良くしたいという想いを込めています。

社会を意識しているのは、以前国会議員秘書の仕事をさせてもらっていた時に、「国側の人たち(政治家、官僚)には優秀な方も多く、皆さん尽力されてるけど、もっとマーケティング思考があると世の中の課題解決に繋がるのでは?」と思ったことがあり、マーケティングの力で社会に貢献できるなら是非やってみたい!そして国会議員秘書など国側の仕事を経験しつつ、マーケティング会社の代表をしてる人は多くない。僕だからできることがあるのではないか?と思ったことがきっかけです。

そもそも私どもはマーケティングの定義について「人をワクワクに導く仕組みを作ること」としています。

深い悩みを抱えている人と、適切な商品・サービスをマッチングすることで悩みを解決する。
そしてワクワクしてもらう。これこそがマーケターの仕事だと思ってます。

そしてWonderSpaceが解決する課題にはプロセスがあります。

現状のクライアント様のお仕事では、

  • マーケティングの戦略構築サポート

  • 商品・サービスの本質的な価値を見つけてコンセプトメイクしていく

  • 主にデジタルの広告運用

  • SNS運用サポート

  • 記事LPなどのコンテンツ制作

  • 戦略やコンセプトに基づくクリエイティブ制作

などを主にお手伝いしています。
そして業種としては、

  • 法律事務所様

  • 美容関連のクライアント様(美容クリニック様、D2C系)

  • 不動産投資会社様

  • ブライダルジュエリーの会社様

などが多いです(その他幅広く)。

業種のところを見ていただけるとお分かりかと思いますが、私どものクライアント様のエンドユーザー様は深い悩みを抱えています。法律事務所に相談することも、美容クリニックに行くことも、不動産投資をすることも、ブライダルジュエリーを買うことも、一生に何度もあることではありません。

弁護士さんや法律事務所さんと人生で関わりがないこともあるのではないでしょうか。
普段皆さん悩みを抱えてるかと思いますが、法律事務所に相談するほどのものは多くないでしょう。法律事務所様をクライアントとしてマーケティングサポートするということは、そのような深い悩みを抱えた方と信頼できるクライアント様をマッチングさせるということです。

そのような深い悩みの解決に貢献するのがマーケターなのです。
先ほどもお伝えしたように、まさにマーケターは医師なのです。直接エンドユーザー様から感謝されるケースは少ないかもしれませんが。

また同様に、不動産という高価なものを購入するというのも一生に一度の決断です。結婚にまつわるウェディングジュエリーも同様でしょう。

とすると必然的に悩みは大きくなるわけです。
つまり、私どもWonderSpaceのメンバーは現状、クライアント様のビジネスサポートを通じて深い悩みを抱える方の問題解決に貢献しているのです。

ここでPURPOSEに戻ると、「マーケティングの力で日本の課題を解決する」です。そしてVISIONは「粋々とした社会の立役者たち」です。

「日本」とか「社会」などは、見えないもので、ある意味「幻想」とも言えます。

ただ、そこには一人一人の生身の人々がいます。つまり、「日本」とか「社会」は一人一人の生身の人々の集積です。日本人、日本に住む外国人、日本に観光に来る外国人の集積が「日本」だったり「社会」です。

だからこそ、「マーケティングの力で日本の課題を解決する」のプロセスは以下の通りです。

  1. クライアント様のビジネスを通じて一人一人の深い悩みを解決する

  2. 悩みを解決する人を増やしていく→深い悩みを解決してきたからこそできる

  3. 深い悩みだけでなく、「今日の服何着よっか」などの比較的浅い悩みや「なんか毎年異常気象とか言ってるけど地球大丈夫かな」と言った漠然とした悩みも解決する

  4. より多くの人々の集積である、地方自治体の悩み・課題も解決していく

  5. さらに多くの人々の集積である、国の悩み・課題も解決していく

だからこそ、いきなり4の実現を目指すなどは僕らの目指すところでもないし、いずれにせよ不自然だし、中長期的に成長していくためには正しくないと思います。あくまで、1→2→3→4→5ときちんとステップを踏んでいく。

そうやって周囲に貢献しながらWonderSpaceも成長していく。
メンバーそれぞれが社会の医師として。これが「マーケティングの力で日本の課題を解決する」というPURPOSEに込めた想いです。

なお、弊社のPURPOSEとVISIONについて詳しくは「PURPOSEとVISION」の記事に書いてますのでよかったらお読みいただけると嬉しいです。

4、医師には臨床医と研究医の2種類がいる

少し話が逸れましたが戻ります。

医師には患者さんを診る臨床医と、研究に集中する研究医がいます。

研究医が新たな発見をして検証するからこそ新たな有効な治療方法が生まれて、それを臨床医が活用することで多くの患者さんを救っている。

これはマーケターも同じことが言えるのではないかと思っています。

5、研究を中心にやるマーケターがいてもいいのでは?

医学が発達してきたのは、先ほどお伝えしたような臨床医と研究医がいて、互いに連携を取っているからではないでしょうか?

そしてこれはマーケティングも同じではないでしょうか?

大学でのマーケティングの研究も大切ですが、それに加えてより実務と密な連携をしつつ、つまりある意味で研究と実務(臨床)を兼務してやるマーケター集団がいると、より社会に貢献できる企業になれるのでは?

なので研究や調査を中心に行うマーケターがいてもいいのでは?

そう思いました。

6、 WS Marketing R&D memo の設立

そこで、私どもは会社にマーケティングのR&Dの部署を立ち上げることにしました。
R&Dは普通の企業のR&Dと同じ、「Research & Development(研究と開発)」です。

マーケティング・広告の調査・研究を中心に行う場所を創設しました。後ほどお伝えしますが、このチームで過去のクリエイティブの事例、今うまくいってる事例をどんどんリサーチして社内にシェアし新たなクリエイティブを創出していく。

そもそも、
アイデア=思考力×インプットの質×インプットの量
だと考えています。

マーケティングや広告においても、調査はめちゃくちゃ重要です。

加えて時には、Chat-GPTなども活用して過去の事例を元に新たな価値や、クリエイティブを生み出す。

ワクワクしませんか?

この部署も相俟って会社全体として「マーケティングの力で日本の課題を解決する」というPURPOSEを体現していきます。

7、どのようなことを行うか?

では実際にどのようなことを行うのか?

R(esearch)とD(evelopment)に分けてみていきましょう。

(1)Research

  • 最新の広告事例のリサーチ・研究する

  • 過去の(それこそ昭和のものも)広告のリサーチ

  • マーケティングや広告やクリエイティブの本の情報を収集しまくってエッセンスを抽出

  • 広告クリエイティブに限らず人の心を動かすエンタメ関連のアイデアを収集・研究する

  • 名作と言われる広告クリエイティブやコピーから逆算して戦略(インサイトとアイデア)を想像

  • これらをメンバー間で議論して具体→抽象のプロセスでフレームワークを構築

(2)Development

  • 構築したフレームワークを活用してWonderSpaceの自社サービス等で仮説検証

  • 観察と洞察で課題を発見する

  • 課題を適切に定義してインサイトを導き出す

  • インサイトから秀逸なアイデアを生み出す

  • 世の中の隠れた不満を発見して新たな商品コンセプトを開発

  • コンセプトに基づき新たな商品・サービスを開発する

  • 既存の商品・サービスの本質的価値を見極めてコンセプトに落とし込む

  • ターゲットやコンセプトなどを踏まえた戦略に基づき広告クリエイティブを生み出す

  • 実際にクリエイティブを世に出して仮説検証を繰り返してより効果を高めていく

  • どんなメディアを活用するとクリエイティブの力が一番活きるか思考し試行する

  • クリエイティブを前提にPRなども試行する

  • 市場の現在のニーズおよび未来のニーズを踏まえた新施策を開発する

このような過程を通じて「マーケティングの力で日本の課題を解決する」というのは、非常にエキサイティングじゃないでしょうか?

8、R&Dマーケター募集

ここまでお読みいただき有難う御座います!

WonderSpaceでは、今回立ち上げたR&Dのチームメンバーを募集しています。いま話題になっている広告クリエイティブはもちろん、過去のテレビCMなども具体→抽象→具体のプロセスで新たなアイデアを生み出しませんか?

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「マーケティング×組織構築でクライアントにワクワクを生み出す」をVISIONとする株式会社猿社長/記事LPも強み/TVログプロデューサー/不動産投資の教科書社長/国会議員秘書しつつ起業←弁護士ドットコム←ニート←東大中退/モノノフ/ドラマ好き