アートメモ システムについて
システム
・グリッドは、もっとも異様な造物なのである。自然界のどこにも、人体のどこにも属さない、最大の不自然象徴、究極の奇形性である(まさに神を磔にしたカタチにふさわしい)。これは、近現代以降にグリッドという象徴が美術に現れたことで、何かを啓示する。非物語性としてのグリッド。
・マトリクスは、もっとも不自由な幻覚なのである。グリッドを基準(価値軸)として、展開されるその擬似全系は、グリッドが暗黙に提示する合理的正解性を、自由意志の催眠へとすり替え、選択させる。排除と誘導と