2021東京ドームの謎
7月31日の西大会準決勝から、東京都高校野球選手権の会場が東京ドームになった。
高校野球で東京ドームを使用するのは初めて。
昨日が東大会の準決勝。
そして今日、西と東の決勝が行われ、出場校が決定した。
(東西決勝同日開催も初では?)
今回の東京ドームでの大会開催は、例年使用している神宮球場が、オリンピックの資材置場として使用していることによるものだが、疑問もある。
一つ
普段プロ野球のホーム球場で、大学野球の聖地でもあり、東京の高校野球の頂点でもある神宮球場が資材置場とは何事か⁉︎というのが最初の疑問。
昨年閉鎖となった神宮第二球場跡地を使えば足りないの?
一つ
資材置場は仕方ないとしても、高校野球に東京ドームを使用させるのはなんなのか。
一部には熱中症対策に有効という声もあるけど、結局本番の甲子園は時期的にももっと暑いわけで、本気で熱中症対策を考えるなら、全国大会を京セラドームにする方が理に敵っている。
そもそも、熱中症対策ラインとして、外気温35℃以上は「原則屋外活動禁止」となっている。
なぜ「原則」かというと、夏の甲子園ができなくなるからだって言われてる。
でも、あれでしょ?なんか、もう聖地だからとかなんとかでしょ?
だいたい、熱中症対策を言うなら、オリンピックのソフトボール/野球にこそ東京ドームを当てるべきでは?
予選が福島はいいとして、決勝が横浜?
解せぬ。
高校の東京大会なら、駒沢や大田だっていい球場だ。
スタンド設備はやや見劣りするが、このコロナ禍で観客数を絞ってる状況ならむしろちょうどいい規模なのではなかったか?
今年の高校野球は、東京が東京ドームで決勝戦ということで、ますます地方との格差を感じてしまった。
何はともあれ、甲子園の49代表は出揃った。
今年も熱戦を期待。
でも、熱中症にはくれぐれも。
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