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とある上場企業の役員をやってます。今まで3社の上場準備作業に関わって、うち2社の上場に…

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とある上場企業の役員をやってます。今まで3社の上場準備作業に関わって、うち2社の上場に立ち会うことができました。

最近の記事

ベンチャー企業訪問記①〜③

 私なりに過去のベンチャー企業訪問時の印象とその後のその企業の動向に、スリッパの法則や自分の直感などに照らし合わせて、本当に法則性があるかどうか検証するため、訪問記録を残しておきたいと思います。  もちろん「後知恵バイアス(物事が起きたあとで、まるでそのことが予測可能だったと考える心理的傾向のこと)」が掛かっていることは否定できませんが、その当時の印象にできるだけ忠実に記載して、バイアスを出来るだけ排除できればと思っています。  まずは、今の会社に転職する際、同じ日に3社

    • とある上場企業役員の60年間 アメリカ留学編④「コン◯ーム事件」

      大学院キャンパス内の楽しい寮生活  私たち7名はいずれも会社の公費による留学でしたので、最初は強制的に寮に入らされ、朝夕のご飯も無料でカフェテリアで食べることができました。7名のうち何人かは直ぐに自費でキャンパス近くのマンションに移ってましたが、私や親友のRは結局最後まで寮にいました。その方が全額会社持ちだったことと、寮の友達がめちゃくちゃ増えたこと、毎晩どこかで飲み会が開かれているし、キャンパス内に安く飲めるパブがあったからです。  寮は、各建物が確か8人部屋になってお

      • 高校野球

        「がんばってる高校球児たちは本当に素晴らしいが、、、」  高校野球が盛り上がっている、らしい。しかし私個人は全くと言って興味がない。ただ世間が盛り上がっているので、最低限話が合うようにしているだけだ。  中学・高校と野球に打ち込んでいる生徒たちは本当に素晴らしいし、応援したいとさえ思う。しかし、高野連や朝日新聞社だけが純朴な高校生たちを無報酬で搾取して、利益を得ていることが本当に許せない。朝日新聞社の広告に換算した利益は巨額になるのではないか。  甲子園に参加した高校生に金

        • うまくいくベンチャーの判別方法「スリッパの法則」

          「スリッパの法則」  うまくいくベンチャーとそうじゃないベンチャーを判別するうえで、とても有用な本があります。藤野英人氏の「スリッパの法則」という本です。藤野氏は、国内外の大手資産運用会社のファンドマネージャーを歴任し、レオスキャピタルという独立系投信会社を立ち上げた、マーケットでは名の知れた方です。  藤野氏が国内系大手運用会社に新卒で入社した後、先輩や上司に同行して毎年多くの会社(藤野氏は中小型株セクター専門だったので多くがベンチャーや中小企業)に訪問した際、同行者な

        ベンチャー企業訪問記①〜③

        • とある上場企業役員の60年間 アメリカ留学編④「コン◯ーム事件」

        • 高校野球

        • うまくいくベンチャーの判別方法「スリッパの法則」

          とある上場企業役員の60年間 関西編①「大阪大好き💕」

          最初怖かった大阪が大好きに  あれほど怖かった大阪赴任ですが、住んで見て、それまでのイメージは単なるステレオタイプ的な思い込みだったんだとすぐに気付きました。  まず驚いたのは、①標準語に近い言葉を話す大阪の人も結構いる事、②取ってつけたような大阪弁を喋るヤツが一番嫌われる事、③懐に入るととても親切な事、④ご飯がとても美味しい事(特に普通の定食屋さんやB級グルメ)、⑤女性の大阪弁がとても可愛い事😍、⑥ヤクザ映画に出てくるような人を赴任2年間で一度も見たことがない事、などで

          とある上場企業役員の60年間 関西編①「大阪大好き💕」

          とある上場企業役員の60年間 アメリカ留学編②「パーティー」

          パーティー、パーティー、パーティー  アメリカの大学院(大学なども同じだと思います)の新学期は、8月の終わりまたは9月から始まります。それまでの間は連日連夜パーティーがあちこちで開催されていましたので、できるだけ出席するようにしました(今はパーティー嫌いなのに、若かったとしか言いようがありません)。  キャンパス内のパーティーや近隣住民によるパーティー、領事館?主催のパーティー、近隣マンション主催のパーティーなど、映画で見たようなシーンが繰り広げられていて、とにかくワクワク

          とある上場企業役員の60年間 アメリカ留学編②「パーティー」

          とある上場企業役員の60年間 アメリカ留学編③「彼女」

          欧米人の彼女はできず  アメリカにまで行ったのだから、欧米人の彼女が欲しいなーと思いましたが、どうもピンとくるような女性となかなか出会いません。  2人ほど美人だなと思ったアメリカ人がいて、1人は身長180センチくらいのモデル体型で、昔の女優、ファラ・フォーセットみたいな人です。もう1人は同じ寮の建物に住んでいて、毎日顔を合わせました。白人にしては小柄でしたがめちゃくちゃ可愛く、最初はツンケンして大嫌いでしたが、だんだん仲良くなって色んな話をするようになりました。  た

          とある上場企業役員の60年間 アメリカ留学編③「彼女」

          とある上場企業役員の60年間 アメリカ留学編①「CAとの合コン」

           性格上、飽きっぽいので、別の時系列の話を同時並行的に書いて行きたいと思います。 初めての海外がアメリカ留学!  〇〇年、会社の海外留学制度を受けて、海外に行く事ができました。昔から海外に住んでみたいという強い思いがありましたので、やっと夢がかなったと有頂天になりました。留学先は、アメリカのアリゾナ州グレンデールという町です。州都フェニックスの郊外で、砂漠しかないと思っていましたが、意外と都会でした。 初海外でいきなりビジネスクラス  初めての海外でしたが会社派遣で、

          とある上場企業役員の60年間 アメリカ留学編①「CAとの合コン」

          とある上場企業役員の60年間 出北海道編⑤「初赴任地、大阪」

          最初の赴任地が!  私は絶対に東京で働きたいと明言しており、役員面接でも「絶対に大都会で働きたいです」と言ってましたので、なぜか地方に行くような感じはしませんでした。  同期全員が集められて、一人一人役員から配属先が告げられことになり、期待感と緊張からドキドキしていると、「◯◯社員、大阪支店!」と言われ、その瞬間、同期から一斉に大笑いと拍手をされました。私が北海道出身で東京に残りたいと言っていたので、その意外な人事にみな面白がったのです。  その時、役員面接で、「絶対に

          とある上場企業役員の60年間 出北海道編⑤「初赴任地、大阪」

          とある上場企業役員の60年間 出北海道編④「巨◯のM君」

          徐々に変貌していく同期も  配属後、徐々に仲良かった同期の間に変化が出てきました。営業ができて上司から可愛がられると出世していくし、仕事ができないと当時の証券会社の厳しい指導で辞めていき、仕事はできたとしても上司から嫌われたりすると出世が遅れていったりします。 人間性は大切です  同期のうち何人かは特に出世街道にのり、同期に対しても高圧的な態度を取るようになった人もいます。その一人が、すごいイケメンで巨◯だった「巨◯のM」です。  彼は営業成績もとても良く、組合の幹部

          とある上場企業役員の60年間 出北海道編④「巨◯のM君」

          とある上場企業役員の60年間 出北海道編③「寮生活」

          楽しい寮生活  入社後は、横浜市鶴見区〇〇駅から歩いて数分の所にある〇〇寮に入寮することになりました。私の同期は、総合職で211名、一般職を入れると400〜500名ほどおり、この寮には主に関西方面や北海道・東北方面で採用された大卒社員が20-30人ほど入りました。  この寮の同期はみんな仲良くて、毎日大笑いして過ごしてたような気がします。この仲良し仲間との共同生活がずっと続くような気さえしました。彼らのお陰で、初めての東京生活にも全く違和感なく馴染む事ができました。  

          とある上場企業役員の60年間 出北海道編③「寮生活」

          とある上場企業役員の60年間 出北海道編②「東京」

          憧れの東京へ!  私を引っ張ってくれた先輩のおかげもあって無事に就職できることになり、意気揚々と東京に出てきました。私の記憶では、前年の内定式の時が私にとって初めての飛行機で、これが2回目です。(高校の修学旅行では、寝台を使って東京に来ています) なんて汚くて臭い街なんだ!  同期何人かと仲良くなり、「君は北海道からわざわざ来たんだから東京を案内してやるよ」と言われて、有楽町と銀座に連れて行ってもらい、とてつもないカルチャーショックを受けました。 き、き、汚い! 臭い

          とある上場企業役員の60年間 出北海道編②「東京」

          とある上場企業役員の60年間 出北海道編①「就職」

          日経新聞の「私の履歴書」風に生い立ちから書いても誰も面白くないと思うので、「スターウォーズ」風に、一番面白そうなエピソードの時代から始めたいと思います。 とにかく北海道から出たい!  私は北海道の道東という、とてつもないど田舎で生まれ育ったので(大人になってからは大好きになりましたが)、とにかく東京に行きたいという思いが、どんどん強くなっていました。  しかしとにかく無類のめんどくさがり屋で、大学の成績も非常に悪く、無断欠席でゼミもクビになってましたので、就職活動も嫌で

          とある上場企業役員の60年間 出北海道編①「就職」

          とある上場企業役員の60年間 人生全体を概観

           こんにちは。  とある上場企業の役員をやっている者です。今後更に前向きな人生を送るため、60歳の折り返し地点にて、今までの人生を振り返ってみたいと思います。  かなり長尺になるかもしれませんが、お付き合いください。  最初に私の人生を概観すると、以下の通りになります。  ・北海道のど田舎で生まれ育つ  ・大学も北海道  ・証券会社に就職して北海道を飛び出す  ・大阪での仕事、生活  ・アメリカ留学  ・東京に戻る 国際本部に所属  ・総合研究所に移籍  ・債券部にて分析を

          とある上場企業役員の60年間 人生全体を概観