とある上場企業役員の60年間 出北海道編⑤「初赴任地、大阪」
最初の赴任地が!
私は絶対に東京で働きたいと明言しており、役員面接でも「絶対に大都会で働きたいです」と言ってましたので、なぜか地方に行くような感じはしませんでした。
同期全員が集められて、一人一人役員から配属先が告げられことになり、期待感と緊張からドキドキしていると、「◯◯社員、大阪支店!」と言われ、その瞬間、同期から一斉に大笑いと拍手をされました。私が北海道出身で東京に残りたいと言っていたので、その意外な人事にみな面白がったのです。
その時、役員面接で、「絶対に大都会で働きたいです」と言った事を後悔しました。東京というべきだったのです。
恐怖の街、大阪へ
北海道のど田舎で生まれ育った人間にとって、大阪は別世界です。冗談抜きで、まず駅はこんな所をイメージしていました。そしてアナウンスでは「大阪やでー、大阪やでー」となっていると半ば本気で思っていました。
そして夜は恐怖の街に変貌すると思ってました。
ガチガチに緊張して新幹線に乗りましたが、新大阪駅のアナウンスが標準語だったのでホッとした事を覚えています。
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