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早すぎる成長は逆効果!

こんにちは。今日は「成長」について。

早く、どんどん成長を、という価値観が良しとされる世の中ではありますが、あまりに早く成長するのも考えものです。まして周りに「成長させられる」環境であれば、その悪影響はより大きくなります。

成長はあくまで自分が自然に「する」ものであり、他人の判断で成長したポジションに置かれることではありません。そこを勘違いすると色々厄介なことになります。

早すぎる成長の悪影響

では、早すぎる成長の悪影響にはどのようなものがあるでしょうか。

一番わかり易いのが「成長前の経験値が少ない」ことです。これは自分の基礎能力云々の話以外にも、いい感じの速度で成長してきた、あるいは成長前の他人とやり取りをするときに大きく影響します。

次に言えそうなのが「大きな成長に必要な要素の取りこぼし」をしている可能性があることです。一部のスキルには成長前に育てておくべき前提となる能力が必要な場合があるはずです。そのとき基礎的な問題に立ち戻るのは意外に大変なことではないでしょうか。

早く育てと急き立てるモノ

しかし、周囲はそんなことを知らない、あるいはわかっていながら、早くスキルを育てろ、成長しろといってくる場合があります。

会社を例に出せば、優秀な労働者を増やすことでより多くの価値を関係者に提供するのが目的ですから、この方針は理にかなったものといえます。

しかしだからこそ、その流れにのりすぎるのは良くない、と言えます。個々人によって成長の速度が異なること、目に見えるスキルの前提にある見えない能力がどの程度のものかを、彼らは考慮しないからです。

ここについては自分でなんとか対策をしていくしかありません。さもなくば、レベルの高い仕事に潰されてしまうでしょう。

相手の期待にNoと言う

ここからは私の自戒も込めた内容になるのですが、相手は自分の見せたくないけど重要な部分を全く見ていない・想定していない場合があります。

例えば、仕事を3つ抱えていて次の仕事が入ったらキャパがギリギリになる状態の時、それを説明したとしても「じゃああと一つはできるんだね?」と次の仕事を振られてしまう事がありえます。

実際には余裕を持って仕事できるラインをすでに超えているにも関わらず、強がりや期待に応えたいという思いなどが自分を強く見せようとしてしまうのです。

そして自分を強く見せようとしていることを相手は察知できません。相手が求めている答えは「Yes/No」のどちらか、というだけです。そして相手は「Y」の気配を感じ取った段階でYes回答を期待してしまいます。

見せたくない部分をあえて説明する義務はありません。しかし自信を持って「Yes」を言える状況でなければ「Y」の期待を相手に与えてはいけない。断固とした「No」を言わなければならないのです。

成長は自分で考える

もちろん自分が成長したから次の仕事に取り組みたい、というときは慎重さを持った上でそれを周囲に言う、ということは重要です。

しかし、それが誰の期待に由来するものかは掘り下げて考えておく必要があります。もしも周囲から強要されている意識があるのであれば、成長するにはまだ早いです。

大事なのは、成長ルート・スピードを自分で考えることです。その方が結果的に成長も早くなるような気がしています。

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