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雑炊から思い出す母の梅干しと味の記憶

アコースティックギター が大好き、市民ランナーのナオです。

今朝は雨降りで気温も低く、何か温かいものを食べようと思って雑炊(というか「おじや」という言葉がしっくりくる)をつくることにした。

私の「おじや」の定番は、かつお節、わかめごはんの素、梅干し、それに最後に卵をひとつ落とした味噌風味。これは娘の大好物でもある。
彼女が小さい頃、離乳食として(そのときは野菜をたくさん入れて)どれだけつくっただろうか。わが家の母の味かもしれない。

具材のひとつ、実家からもらってきたままの梅干しが入った袋にはこう記してある。

「京子のうめぼし」 

私が子どものころからずっと梅干しづくりは母 京子さんにまかせきり。
母は数年前に腰を痛めてから、梅の仕込みも重労働なのだと口にする。
ここ数年、そろそろ手伝いがてら母のこだわりポイントなども一通りちゃんと教えてもらわなくてはと考えていたところだった。

でもやはり今の情勢では今年は無理だろう。来年は?その先は?
これからもまだずっと母が元気でいてくれることを願うばかり。

子どものころのこと。
ほどよく美しい赤紫蘇の梅酢色に染まった梅。いよいよ干すという段階になると、毎晩ベランダから漂う梅のいい香りに誘われるまま 姉妹でこっそりつまみ食いをした夏の夜が脳裏によみがえる。

今日の「おじや」も、夏の太陽をいっぱい浴びた梅干しと ほんわり温かな母の味がした。


*おまけ*
日本にはたくさんの保存食がありますが、中でも代表的な「梅干し」にはどんな効果があるのでしょうか。食べることによる効果を調べてみました。

※以下、Kyun+ ウェブサイトより引用

梅は、成分のクエン酸が エネルギー代謝を活発にして、食べたものが効率よくエネルギーに変える働きがあります。 つまり、食べたものが中性脂肪などとなって体に残らないようにしてくれるのです。
科学的にもずいぶん明らかになってきた梅の効果は、殺菌、解毒、疲労回復、老化予防などで素晴らしい働きが沢山あります。
【梅干の健康効果】
・血液を弱アルカリ性に保つ
肉類などの酸性食品を摂り過ぎると健康のバランスが崩れるため、アルカリ性食品を補うことでカラダを調整することが大切です。こんな時に梅干しは最適。梅干を食べることで血液を弱アルカリ性に保つことができ、血液がきれいサラサラになる効果もあります。肝臓等の器官が正常に機能する健康な体を維持するこ とは、同時に美容の効果をもたらし、そして、それは老化防止にもなるのです。
・整腸作用・殺菌作用 
梅干の中のカテキン酸は抗菌・滅菌の働きとともに、消炎などの整腸機能も認められています。よくお母さんが、お弁当のごはんの上に梅干を乗せるのは実はとても理にかなった理由があったのです。
・解毒作用
梅の成分であるピクリン酸、クエン酸が乗り物酔い、二日酔い、食中毒などを解消すると言われています。それは、梅の効能により腎臓、肝臓の働きを助けているからです。
・疲労回復
梅に豊富に含まれるクエン酸は食べ物がエネルギーに変化する過程で代謝をスムーズにし、老廃物を体外へ排泄する働きがあります。またクエン酸には、カルシ ウムの体内吸収率を高める働きもあります。このクエン酸による疲労回復の効果をさらに高めるには、細かく刻んだ梅干(クエン酸)とネギ(アリシン)と海苔(ビ タミンB1)を一緒に食べてください。さらにパワーの源となるごはん(糖質)と一緒にたべると毎日の食卓が華やかになります。
・血糖値を下げる効果
梅干を食べるとインスリンの働きが高まり、血糖値を下げ、ひいては糖尿病や高脂血症の予防効果につながります。つまり梅を食べるとアディポネクチンが増加してインスリンが働きやすくなるというわけです。
※糖尿病になるとアディポネクチンの血中濃度が下がり、アディポネクチンの濃度を上げると血糖値を下げるインシュリン感受性が高まるといわれています。
・胃への効果
人間は梅干のように刺激となるものを食べた時、体を守ろうとする働きがあります。
酸っぱい刺激を脳が感じると、胃を痛めないように胃粘液の分泌が促され、胃壁が守られることになります。これらにより胃が活発に動く事につながります。
・胃ガンの予防
梅干には、胃ガンの原因となるピロリ菌を抑制するシリンガレシノール(梅リグナンの有効成分)という成分が含まれています。つまり梅を毎日食べていると、 ピロリ菌による胃のダメージが少なく、和歌山県のみなべ町の人は毎日梅を欠かさず食べているから胃ガンの人は少ないという統計すらあるほどです。梅干もいいが、梅を漬けるとき に出る梅酢なら成分が十分に溶け出しており、いろいろな料理にも使えます。梅酢は梅を漬けてから1カ月後に使えるようになります。梅酢と味噌の冷や汁や、野菜の浅漬けに、焼き鳥やサラダにかけてと幅広く活用頂けます。また、梅酢は水に数滴垂らしうがい薬としてもお使い頂けます。
・唾液への効果
唾液と健康には深い関係があります。唾液はそもそも、3つある唾液腺から分泌されているものですが、大きく分けて、自然に出ている唾液(無刺激唾液)と、 食べ物などの刺激によって出てくる(刺激唾液)によって出てくる2種類があります。そのうち、より良い効果をもたらしてくれるのが刺激唾液。食べ物に脳が 反応して出る唾液のことです。確かに、梅干しを見るだけでも唾液が出てきます。刺激唾液には、無刺激唾液とは違い、消化酵素を始め、様々な酵素が含まれて いて、ペルオキシターゼとカタラーゼが活性酵素をやっつけてくれるのです。つまり、食品を摂ることで、口の中で生まれ、活性酵素を減らす働きがあります。
・紫外線から血管を守る
梅干を食べると、UVB波照射に対して、光免疫抑制作用に対する改善効果があります。UV(紫外線)にあたっていると毛細血管は傷ついてしまうので、朝食に免疫力に対する効果がある梅干をとると、紫外線予防となり、血管を守ることになります。梅干は冷えてるほど、吸収が良くなり夜、寝る前によく冷えたデザート梅や梅干をつぶした水を飲むと、効果的です。

Kyunさん、ありがとうございます。

美容と健康に、いいことづくめの梅干し。なんでも過剰は逆効果となりがちですが、あらためて積極的に摂りたい食品だと感じました。


#梅干し #保存食 #母の味 #今日の思考 #疲労回復 #免疫力アップ


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