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リースが良くわからないので調べてみた。


こんばんは。

最近リース品を再リースする業務がありました。
でも実際「リースってなんぞや?」っていう状態だったので、
調べて、簡単にまとめてみました。



1.リース契約とは?

会社が設備投資をする際に、
その物件を購入するのではなく、
リース会社から長期間借りて利用する契約のことを指す。

2.リース契約できる対象は?

IT機器や事務用品、自動車、飛行機、産業機械や字工作機械など多岐にわたるが、原則的に不動産や建物付属設備、構築物にはリースにはならない。

3.所有権は?

リース期間中の所有権はリース会社にある。
期間終了後は契約によって異なる。

4.リース契約の種類

大きく分けると「ファイナンスリース」と「オペレーションリース」の
2パターン存在する。
日本でいうリースは基本的に、ファイナンスリースのことを指す。


5.ファイナンスリースとは?

ユーザーが選んだ物件をリース会社が
ユーザーに代わって購入し、貸与するファイナンス(金融)取引である。

6.ファイナンスリースの特徴

・「所有権移転ファイナンスリース」と
「所有権移転外ファイナンスリース」が存在する。
・貸出期間の途中で契約を解除することはできない。
・物件の保守・修繕義務がユーザーにある。


7.所有権移転ファイナンスリースと
所有権移転外ファイナンスリースの違い

所有権移転ファイナンスリースだと、
リース期間満了後は、物件の所有権がユーザーに移転します。
所有権移転外ファイナンスリースだと
リース期間満了後も引き続き物件を使うためには、
再リース料や買取費用を別途支払う必要がある。


8.オペレーティングリースとは?

リース期間の終了後、
中古市場性が見込まれる物件のみ貸与できるリースのこと。
リース会社は、リース期間満了時の残存価値をあらかじめ見積り、
リース料の総額から残存価額を引いた料金をベースに、
ユーザーが支払うリース料が設定される。

9. オペレーションリースの特徴

・借り手の計画に合わせてリース期間を柔軟に設定することができる。
・ファイナンスリースと比較して、短い期間のリース契約ができる。
・物件の所有権は、リース期間満了後もユーザーに移転しない。
・ユーザーは物件を所有するわけではないため、
・資産として計上する必要がなく、
・物件の保守・修繕義務もリース会社にある。
・途中解約ができる

10.リース料の目安

リース料には、物件の購入代金のほか、
金利、固定資産税、損害保険料などが含まれている。
ファイナンスリースにおけるリース料は、
金利や固定資産税などの諸経費を含めて、
物件価格の115%程度に設定されるのが一般的。
そのため、ファイナンスリースでは、
物件を一括購入するよりも総支払額が割高になる。

一方、オペレーションリースの
リース料は、物件価格の90%未満に設定しなければならない。

11.<リース契約のメリット>

・常に最新の設備が使える
耐用年数に合わせたリース期間を設定すれば、
常に最新の設備を使用していくことが可能になる。

・少額で設備を導入できる
リース契約では、導入時に多額の初期費用が必要ない。
月々わずかなリース料で設備導入が可能になる。
そのため、余剰資金を運転資金に回すことができる。

・リース料を経費にできる
設備を購入した場合は、
減価償却分のみが損金となり、全額を経費扱いにはできない。
しかし、リース契約で設備を導入すれば、毎月のリース料を全額経費扱いにできる。また、月額料金が一定のため、ランニングコストを管理しやすい。

12.<リース契約のデメリット>

・所有権がない
リース期間が終了した後もその物件の使用を希望する場合は、再リース料が発生します

・中途解約ができない
ファイナンスリースは、税法上、リース期間中に中途解約ができない。どうしても解約をしたいときは、残りのリース料を一括で支払い、強制的に契約満了するしかない。

・支払総額が割高となる
ファイナンスリースの場合、リース料金には、リース会社の手数料や保険料、金利、固定資産税などが含まれている。そのため、最終的な支払総額は、購入するよりも割高となることもある。

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