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モードの小部屋

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このマガジンではファッションの美術館や特別展・展覧会についてのnoteをまとめています。 写真も豊富に掲載していますので、フォトブック+日本語の解説を楽しむつもりでご覧ください。…
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#パリ

【後編】アズディン・アライア、クチュリエ&コレクショヌール(Azzedine Alaïa, Cou…

【前編】に引き続き、後編でもアライアが集めた数々のドレスたちを見ていくこととしよう。 参…

Nao Masunaga
4か月前
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【前編】アズディン・アライア、クチュリエ&コレクショヌール(Azzedine Alaïa, Cou…

1979年から2017年にかけてパリで活動したチュニジア出身のクチュリエ アズディン・アライア(A…

Nao Masunaga
5か月前
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パリのアズディン・アライアギャラリーの特別展「ALAÏA / GRÈS. AU-DELÀ DE LA MOD…

1. ドレスコレクターとしてのアズディン・アライアと孤高のクチュリエ マダム・グレ1956年、…

Nao Masunaga
7か月前
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イヴ・サンローラン美術館パリ(Musée Yves Saint Laurent Paris):モードの帝王の…

前回、2023年現在開催中のイヴ・サンローラン美術館の特別展 「Yves Saint Laurent, Shapes & …

Nao Masunaga
8か月前
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YVES SAINT LAURENT – SHAPES & FORMS: サンローラン美術館パリより、ファッションと…

現在パリのイヴ・サンローラン美術館では、サンローランのアーカイヴとドイツ人アーティスト …

Nao Masunaga
8か月前
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マリー・ローランサンとモード(Marie Laurencin et la mode):1920-30年代パリの文…

ほっそりとした肢体に、真っ白な肌、ガラス玉のような目をした少女のような女性の絵を描く、20…

Nao Masunaga
9か月前
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200年続くパリのジュエラー・ヴェヴェールが織りなすアール・ヌーヴォーの世界:Dans l'intimité de Vever, Bijoux et Objets d'art depuis 1821

1. 1821年創業 ヴェヴェール(Vever)の歴史と復興1821年にフランスで創業した老舗宝石店ヴェヴェール(Vever)。 格調高いアール・ヌーヴォー様式のジェエリーで一世を風靡したジュエラーであるヴェヴェールは、メゾンの閉鎖と再興を経て、今はパリ2区のショールームやプランタンにてその作品を展示・販売している。 そんなヴェヴェールは、2023年6月1日から8月11日まで「ヴェヴェールの親密さの中で、1821年創業のジュエリーと芸術品」(Dans l'intimité

【後編】1997 ファッションビッグバン(1997 Fashion Big Bang):パリ・ガリエラ美術…

【前編】に引き続き、【後編】でも1997年の軌跡を辿るFashion Big Bang展を紹介していきたい。…

Nao Masunaga
10か月前
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【前編】1997 ファッションビッグバン(1997 Fashion Big Bang):パリ・ガリエラ美術…

パリのガリエラ美術館では、ファッションにとって重要な転換点となった「1997年」にクローズア…

Nao Masunaga
10か月前
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アール・ヌーヴォー、1880年から1914年のジュエリーのメタモルフォーゼ(Un art nouve…

今回のnoteでは、パリの宝飾芸術のための学校、レコール・ジュエリー(L'ECOLE, School of Jew…

Nao Masunaga
1年前
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【後編】 ピカソ没後50周年記念、ポール・スミスが特別展をパリ国立ピカソ美術館にて…

これまでに【前編】と【中編】に分けて紹介してきたポール・スミス×ピカソ展の紹介も本編で最…

Nao Masunaga
1年前
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【中編】ピカソ没後50周年記念、ポール・スミスがピカソ展をパリ国立ピカソ美術館にて…

【前編】に続き【後編】でもピカソ展を紹介していこう。 1. 戦争の時代(En Temps de Guerre…

Nao Masunaga
1年前
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【前編】 ピカソ没後50周年記念、ポール・スミスが特別展をパリ国立ピカソ美術館にて…

パリの国立ピカソ美術館にてポール・スミス(Paul Smith;1946-)がキュレーションした特別展…

Nao Masunaga
1年前
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【後編】ラ・ギャラリー・ディオール(La Galerie Dior):パリで受け継がれるディオールの物語、ディオール本店併設の美術館

【前編】、【中編】とディオールの美しい作品を紹介してきたが、まだまだ目を見張るような展示が続く。 今回のnoteでその紹介は最後になるが、最後まで楽しんでいただきたい。 10.ディオールの舞踏会(Le Bal Dior) クリスチャン・ディオールは、夢と現実が交差する、抗い難い魅力に満ちた舞踏会から大いにインスピレーションを受けていた。 「そのけばけばしさに苛立つ人もいるかもしれないが、人々の真の楽しみの感覚を取り戻すことができるならば、それは望ましく、必要で、重要なこ