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友人代表スピーチで涙も笑いも取れた話

2022年5月4日、私事ですが私の長年の親友が結婚しました。

結婚式に出席したことはこれまで幾たびもありましたが、やはり親友の結婚式となると特別です。
しかも、今回はありがたいことに友人代表スピーチを依頼されたのです。
友人代表スピーチに憧れがあった私は喜んでやらせていただくことになりました(笑)

“スピーチを任された以上、
やっぱり感動してもらいたい。
欲を言うなら笑いも取れたら…"

そんな風に願う友人代表の皆さま。この記事をご参考にしていただけると幸いです。

結婚式を控えている、又は結婚式を最近挙げられた新郎新婦の皆様。友人スピーチの舞台裏を見て楽しんでいただけると幸いです。


準備が大切

学会発表やプレゼンなど人前で話す機会はこれまでもありましたが、どれも大の苦手だったので今回はめちゃくちゃ準備していきました。きちんとストップウォッチを使って時間を計るだけでなく録音して声が聴きにくくないか確認までしました。学会準備すらそこまでせんわ、という感じです。
飼い猫に向かって手紙を読む練習なども前の日はしていました。

猫が退屈そうに欠伸をしたので不安になりました


新婦への手紙

即興でスピーチをなさる方も多いとは思いますが、私はアドリブで喋るのが不得意なのであらかじめ手紙をしたためて読み上げる形にしました。
親友の手元に残すこともできますし、手紙自体を喜んでくれたので良かったなと思っています。

便箋の種類は好みで良いかと思います。
私はたくさんの種類から吟味して選びたかったので東急ハンズの巨大な文具売り場に行って選びました。ドレスの色と、かけ離れていない色がいいなと思っていたのでその場でドレス色当てクイズを一人でやりながら結局ペールブルーの便箋を選びました。そういう準備含めて楽しいものです。

手紙を新婦に手渡しする場面を何度か見たことがあったので読み終えた後はその場で手紙を新婦に渡すことにしました。当日は式場スタッフさんの誘導の下、スムーズに手紙を渡すことができました。

内容決め

一般的にスピーチの内容は
・簡単な自己紹介
・新婦/新郎との具体的な過去のエピソード
・エピソードと絡めて褒めちぎる
で構成されていると思います。

私の場合、まずはネタになりそうな話を探そうと卒業アルバムを探しましたが卒業アルバム自体が見つかりませんでした…
次に悩みごとがある時に寄り添ってくれた…的な御涙頂戴エピソードを思い出そうとしたのですが全く思い出せませんでした。
なので、LINE のトーク履歴で"悩み"と打ってそれらしい内容を探してみることにしました。
案の定、何もヒットしませんでした。

困り果てた私でしたが、『LINEのくだりをスピーチに組み込んだらどうか』とアドバイスをもらいスピーチの掴みにすることにしました。
結果、会場では笑い声を頂きました。ありがとうございます。

LINEを遡ると彼女とバカをやった日々の写真や動画がたくさん出てきました。こんな風に全力で楽しい思い出を共有できる友人って本当に貴重だよな…と改めて思った私はスピーチの後半部分はそういったことでまとめることにしました。

結婚式は新郎新婦を取り巻く色々な方々が出席される場です。
新婦の友人代表としてスピーチするわけですので失礼があって新婦に恥をかかせるわけにはいきません。いつも以上に定型文や忌み言葉をきちんと確認しました。なんなら新婦をよく知らない方も出席されているわけで、「こんな友人が居る新婦は素敵な人なんだろうなあ」とその人たちにも思ってもらえたら良いなと思いながら準備を進めました。

マイクから口が離れ過ぎないようにする

せっかく話しても声が小さくて届かないのは勿体ないな、と思ったのでマイクに近づいて話すことにしまいた。お辞儀や手紙を捲るタイミングで体がマイクから離れ過ぎないようにして言葉が途切れ途切れにならないよう注意しました。
あまりにもマイクに近すぎると息遣いやマスクの擦れる音まで拾うかなと思ったので距離感が難しいところですが…
大きな声でハキハキと、ゆっくり喋ることも意識意識していました。私の場合緊張すると、どうしても早口になってしまい聞き取りにくくなることが多いからです。
新婦はこんな人なんだよと、参列者全体に届けるつもりで聞き取りやすい喋り方を心がけました。

写真で見ると結構離れた位置で
話していたようです笑
きちんと聞こえていたそうなので良しとします


最後まできちんと話し切る

手紙を読み上げている最中、どこかの卓から鼻をすする声が聞こえてきました。
ちらりと高砂席を見ると新郎が新婦に白いハンカチを手渡しているのが見えました。その姿を見た瞬間、胸にこみ上げてくるものがあり涙声になりかけました。ですが、グッと堪えて斜め上の照明あたりを眺めながらスピーチを続けることができました。あくまで主役は親友である新婦です。最後まできちんと言葉を届けたかったのです。

何度か結婚式に出席する機会はありましたが、友人スピーチは初めての経験でした。選んでくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。
友人スピーチを任された方、かなり緊張するとは思いますがご友人との思い出を振り返る良い機会ですので是非楽しんでください。




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