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エッセイ

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麻生七緒のエッセイをまとめました。
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記事一覧

あの子は亡くなり、私は今も生きている。

あの子は亡くなり、私は今も生きている。

私はHiroshi Watanabeさんという作曲家・DJさんを(今風に言うと?)ガチ推しているのだけど。

その方は以前、コナミのbeatmaniaという音ゲーに曲を何曲か提供していらっしゃる方(Hiroshi Watanabe名義ではなく、その頃は別名義がいろいろある)で。珍しく私の今住んでいる名古屋で、音ゲー系クラブイベントにDJとして出演されるということを開催当日(!)に知り、正直CDを持

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実家でものに埋もれて暮らしていた私が、とうとう過去の私の部屋を片付ける

実家でものに埋もれて暮らしていた私が、とうとう過去の私の部屋を片付ける

ここ最近、たまに「実家から〇〇が出てきて…」みたいなことを言っているんですが、理由としてはとうとうボロい実家を取り壊すことになったからで。

ひとり暮らしして15年以上(!「もうそんなに…!?」って、自分でも驚いたけれど)。実は、まだ実家で住んでいた部屋に、過去の自分の荷物がかなり置きっぱなしで。ずっと気になっていたのです。

「この機会にやっと実家の私の部屋が片付けられる!(*'▽'*)」と思っ

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VANSのスリッポンのおかげで昔を思い出す

VANSのスリッポンのおかげで昔を思い出す

自転車に乗るときに適した靴が欲しくなったのだ。

自転車(ママチャリ)に乗るときも、あまり気にせずに黒の革靴(普段からスニーカーみたいに使っているし、ハーフラバーで滑りにくくはなっている)や、フラットシューズを履いてたんですけど。私が履いている革靴は屈曲性はあるとはいえ、ダメージも多少は気になるし、フラットシューズは歩くのにはいいけど、自転車ではたびたびかかとすっぽ抜ける。「もうちょっと漕ぎやすく

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終わりとは始まりか

終わりとは始まりか

引っ越しだ。

実はもう引っ越し荷物は、次の住まいに向かって走っていった。今まで住んでいた部屋はすっからかんで、スーツケースと最低限の荷物が適当に散らかった居室の横、台所とユニットバスの間の通路に座って、この記事を書いている。居室の照明はもうここにはないから、真っ暗なのである。今座っている場所なら、玄関の灯りがあるので。

これはこれで、究極にシンプルでいいかもと、少し思っている自分もいる。ものが

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人生の旅の途中で出会った、二人目の母。

人生の旅の途中で出会った、二人目の母。

今日は、管理人さんにもうすぐ引っ越すことを伝えてきた。

管理人さんといっても、今の住まいの管理人さん、ではなく。以前、関西に来て初めて住んだ、マンションの管理人さん、のこと。管理人さんも同じマンションに住んでいる物件だった。

関西の、本当に数少ないお知り合いのひとり。関西で一番お世話になった方、ともいえる。今の住まいから歩いて行ける距離ではあるから、今の住まいに引っ越ししてからも、お会いしては

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引っ越しブルー

引っ越しブルー

実は、もう結構引っ越しの日が近くなっていたりして。

引っ越し繁忙期のこの時期の引っ越しは今まで避けていたけれど、今回ばかりは自分の欲望?に従おうと。いろいろな手続きや細々とした決定を、ちょこまかしながら。

すっかり、引っ越しブルー。

あぁ、この地でのことはいい思い出もあれど、基本的につらいとか、苦しいとか、悲しいとか…そういうマイナスな感情のほうが多かったから、あまりこういう状況になるなんて

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お誕生日なので、初めまして。

お誕生日なので、初めまして。

シジューだ。シジューになったのだ。

そんなわけで、ブログは前からやってるんだけど、これからエッセイっぽい文章はnoteで書いてみようかと。

今の麻生さんの現状と、決意みたいなものを書き残しておこうかなと思います。

シジュー。なかなか感慨深いその響き。書くと長くなるから今回は端折るけれど、まず40歳まで生きていたことにびっくり。よく頑張りました、直さん(…の本体とでもいうべきか?)。おめでとう

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