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なぜ社員になりたいのだろう。

わたしはアルバイトをしていた飲食店で、そのまま新卒入社し、社員となった。

アルバイトでも経験できる仕事。
わたしが働く飲食店は、基本的にアルバイトの人で成り立っている。
お店での作業や接客は、アルバイトで経験できることだ。
それでも社員になりたかったのはなぜなのだろう。

企業理念に共感したから?
社員という名前が欲しかったから?

企業理念を実現したかったのであれば、それは自分の意識次第で、どこでもできる。他の飲食店でも、アパレルでも、小売でも、公務員でも、、
目の前の人を喜ばせたり、お店のオペレーションが楽しいのなら、フリーターとして働き続けていても、やりがいを感じられたのではないか?


それでも社員になりたい理由。

大学を卒業して就職。周りが就職活動をしていたから、社員の道しか考えていなかった。
それもあるが、この道を選んだのには大きく2つの理由がある。

学生に仕事の楽しさを知ってもらいたいから。

自分がそうだったように、学生時代の経験が人生にもたらす影響は大きいと思う。
学生にとって、アルバイトは1番最初に触れる"社会"だ。
誰かのために働いて、それの対価として賃金をもらう。
初めて自分で稼ぐという経験をする。

学生の頃、"仕事は大変なもの"と思い込んでいた。社会に流れるニュースやドラマなどの影響だろう。
休日の楽しみのためにどんな仕事でも耐える。
生きていくために必要なお金を稼ぐため、仕方なく仕事をする。

そんな仕事に対する見解が変化したのが、当時アルバイトしていた飲食店だった。
そこで働いていた社員が楽しそうに仕事をしている姿が衝撃だった。
ましてや、飲食店はブラックなどと言われて、過酷なイメージだったのに、働いている姿はそれを感じさせないほどきらきら輝いていた。
仕事って楽しんでいいんだ。
そう思えた。

まだ親の保護下で社会を知らない学生にとって、テレビやネットで得る情報が全てだ。
その学生たちに仕事って楽しいんだよ。
そう伝えたい。
それが、実際に会社に属する社員の口から伝えられると思った。

お店や会社を動かすことができるから。
声を通すことができる立場であるから。

これは完全にわたしの性格によるものだが、わたしは言われたことをやるだけの作業が嫌いだ。
アルバイトは、社員から言われたことやオペレーションにそって仕事をするだろう。
社員という立場ならば、言われたことをやるだけでなく、自分で考えたこと、こうしたらいいのではないか?と思いついたことに着手しやすいと思った。
アルバイトでも声を上げることはできる。
できないと却下されることもあるだろう。
では、なぜできないのか?どういう制約があるのか?どうしたらできるのだろうか。
それは社員だから知り得ることだ。
目の前のお店のことだけでなく、会社として貫くべきものもある。
お店のことだけでなく、会社としての方針も知っている社員ならば、それを把握した上で行動することができる。
そして、それを本社に伝えて行動をおこさせることもできるのだ。

社員としての役割

わたしのお店の学生が社員になりたいと言ってくれて、嬉しかった。
わたしと同じ道をたどろうとしている彼らに『なんで社員になりたいの?』と問うてるわたしは、なんで社員になりたかったのだろう?
改めて思い返してみたら、自分の果たすべき役割を見つけた。

まっとうしましょう!!!

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