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2019年映画ベスト10

という訳で、恒例なので決めました。

個人的にはがっちり決まっているのは上位3作品だけで、他にベストに入れたい作品が30個位あってとても迷った。

①宮本から君へ
②アベンジャーズ エンドゲーム
③ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
④クリード炎の宿敵
⑤ビールストリートの恋人たち
⑥ イップマン外伝マスターZ
⑦ 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング
⑧ 殺さない彼と死なない彼女
⑨象は静かに座っている
⑩ ゴーストランドの惨劇

ちなみに昨年は157本劇場で鑑賞。
一昨年が70本前後だったので2倍になったけど、全然見逃したと思う作品が沢山あり悔しかったので今年はもっと増えるかもしれない。


10位 ゴーストランドの惨劇

今年のホラー映画枠。
ただどんでん返しの連続でジャンルがよく分からなくなってくる感じが面白い。

最終的には物語がある意味について考えさせる様な内容にもなっている。

物語は逃げ場にもなるし、現実を生きる為の力にもなるという両方の側面を見せる。でもやはり生きる力になる方を信じたいじゃん!という希望を描いている様に思えた。

ゴーストランドの惨劇の感想(ネタバレあり)

9位 象は静かに座っている

ひたすら苦しいし胸が締めつけられる様な事ばから起こるのに、このまま彼らをずっと観ていたいと思ってしまう約4時間だった。優しい人が損をしていく話ばかりなのだけど彼らの優しさを信じてあげられるのが映画を観てるこちら側だけなのが切ない。

主人公4人全員素晴らしいのだけど、個人的にはチェン役のチャン・ユーがめちゃくちゃ渋くて印象に残った。繊細な表情の変化にとても魅力的。髪型真似したい。

象は静かに座っているの感想(ネタバレあり)

8位 殺さない彼と死なない彼女

登場人物がとても魅力的。
原作の寓話的なキャラクターを生身の人間として肉付けの仕方が本当うまい。

それと原作だと3つのエピソードが区切られているのだけど、映画版だと同じ世界で共鳴し合うバランスになっているのが凄く優しい。
特に映画の最後に明らかになる小さな繋がりがどちらのエピソードにとっても救いになっているバランスに涙が止まらなかった。素晴らしいエンディング。

殺さない彼と死なない彼女の感想(ネタバレあり)

7位 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング

2019年ナンバー1アニメ映画。
ラストのシーンの敵を倒す為にこれしかない!というアイデアと、そこで爆発するアニメとしてのエモーションに感動した。

最低限の世界観の説明もあるし全く知らない人でも楽しめるとは思うし、この10作品のなかで唯一今も劇場でバリバリやっている作品なので是非お勧めしたい。

しかし原作ファンとしてはこんな素晴らしい最終回案を映画の方に持ってきて大丈夫なのか堀越先生!?と聞きたい気分になる。

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジングの感想(ネタバレあり)

6位 イップマン外伝マスターZ

今世界で一番かっこいい俳優ことマックス・チャン主演にして過去最高傑作。
ストーリーやキャラクターの心情とアクションの親和性もバッチリ。

彼がついに自分を取り戻すシーンのカッコ良さと、そこから始まる怒涛のアクションシークエンスに号泣。イップマンシリーズ最高傑作だと思う。

イップマン外伝マスターZの感想(ネタバレあり)

5位 ビールストリートの恋人たち

映像、音楽、役者、とにかく全ての演出が素晴らしくて観てる間中、お話とは関係ない所で涙が出てくる。
世界の残酷さや悪意を突きつけてきながら、だからこそ誰かが誰かを想っている事の尊さを愛しく見つめる様なとても優しい印象を残す映画。

ビールストリートの恋人たちの感想(ネタバレあり)

4位 クリード炎の宿敵

クリード1作目が生涯ベスト1な人間としては推さない訳にはいかない。
個人的にはドラゴの息子役のヴィクター役が素晴らしかった。ドン底から這い上がろうと必死な獣の様な性格と時折見せる純粋さの塩梅が絶妙。終盤の試合で思わず迷いを浮かべる目の動きに泣いちゃう。

アドニスに関しても前回は父親に「愛してる」と言えるまでの物語だったけど、今回はそこから父親離れを描いているのも物語として圧倒的に正しい。ロッキーの物語の終着駅としても素晴らしい完結作だし完璧じゃないかな。

前作がフォースの覚醒とほぼ同じ公開時期だったけど、シリーズ完結作としてスカイウォーカーの夜明けと比較すると味わい深いね、、、(どっちがいいとかは口に出さないけどね!)

クリード炎の宿敵の感想(ネタバレあり)

3位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

1シーンも面白くない所がなくて、全編にタランティーノの映画愛が溢れている。何時間でも観ていたい気持ちになった。

シャロン・テート周辺のエピソードも素晴らしいのだけど、僕はリックとクリフの映画にすがり続けるおじさん友情描写にグッときた。

しかしビールストリートの恋人たちもそうなんだけど全シーンがいい映画って逆に言う事ないな。とにかく最高。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの感想(ネタバレあり)

2位 アベンジャーズエンドゲーム

文句無しの完結作。
こんな大きい風呂敷を広げて見事に完結出来たシリーズって他に無いと思う。
僕が好きなポイントはキャプテンアメリカの目線で大筋の話が進んでいく所。
初めて観たMCU作品が「キャプテンアメリカファーストアベンジャー」で僕自身がキャップの目線でMCUを歩いてきた感覚があったので彼のエピソードでシリーズが完結していくのに涙が止まらなかった。ありがとうルッソ兄弟。

アベンジャーズエンドゲーム 感想(ネタバレあり)その1

アベンジャーズエンドゲーム 感想(ネタバレあり)その2

1位 宮本から君へ

昨年1番喰らった映画。
とにかく全シーン熱量が高いし、宮本というキャラクターの一つ一つの言葉に魂がこもっている。個人的には2019年の主演男優賞は池松壮亮一択。
今年もしんどい事が多かったけど「宮本程じゃなくても俺も頑張らないといけないな」と勝手に応援された感じ。
生まれただけでわがままなのだからもっと好きに生きていいと彼が言ってくれてる気がして自分の生き方の風通しが良くなった気がする。本当にタイトル通り元気を貰った。

あとドラマを観ていると号泣度がさらにアップするのでオススメ。「恋も仕事も俺がかっこいいと思うやり方は何一つ通用しない」と嘆いていた時期とかを思い出し映画のラストで号泣した。

宮本から君への感想(ネタバレあり)

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