七日屋|100歳ごはん
七日屋に携わる各担当が不定期で書くコラムです。嚥下食だけではなく、介護や食に関することなど幅広いジャンルで投稿します。
父のことを思うと、あるひとつの情景がありありと蘇ってくる。父は透析患者だった。腎機能が低下し、医師からは厳格な塩分制限を指示されていたが、父は減塩生活になかなか…
介護をしている側は、相手に食べてもらうことに神経が集中してしまい、味見をするのをつい忘れてしまいます。食べ物の硬さは適切か。塩分などの味の調整はできているか。そ…
2024年2月29日 15:31
父のことを思うと、あるひとつの情景がありありと蘇ってくる。父は透析患者だった。腎機能が低下し、医師からは厳格な塩分制限を指示されていたが、父は減塩生活になかなか馴染めなかった。ある日、父を見舞った際、近所の和食屋で食事をすることになった。父はあろうことか鰻重を注文し、さらに、追加のタレまで注文した。鰻の蒲焼には多くのリンと塩分が含まれていて、透析患者に良いとはされていない食べ物だ。父と再婚した
2024年2月29日 15:21
介護をしている側は、相手に食べてもらうことに神経が集中してしまい、味見をするのをつい忘れてしまいます。食べ物の硬さは適切か。塩分などの味の調整はできているか。そして、そもそも、おいしいのかなど、実は味見をすることで、たくさんのことが解ります。 そこで、今回は介護している人に、味見することの重要性についてご紹介します。 1. 利用者の好みや体調に合わせた味付けができる味見をすることで、