フォローしませんか?
シェア
バケーションは当然の権利である。 と聞かされていたが、一度も取得したことはなかった。…
「なんだ、知っちゃったのか」 俺が呑気にソファで寝っ転がっていると、酷い顔をしたカネチ…
【カネチカの話4】 レスキュー船は静まりかえっていた。臨時とは言えキャプテン・シリウス…
シリウスは簡単に別れを告げると行ってしまった。 単に嫌味を言いたかったんだろう。コレ…
タナカと二人、俺はリビングでくつろいでいた。タナカが何か言いたそうな目で見てくるので、…
「先輩ー!温泉に行きましょう」 カネチカは戻るなり、唐突に誘ってきた。 「なんで?」 「…
【タナカの話3】 奴隷というのは、意志も含めて全てを支配されるものだと勝手に想像していたが、どうも違うようだ。 どちらかというと、使役されているだけのようでかなり自由だし、精神的に圧迫されたりはしない。もちろん恐怖で縛られている風でもなく、命令に対しては、拒否も出来るようだった。 「なんだろう…これって」 あくまでタナカの意志は尊重されている。その上で命に従うかどうかは自由。これのどこが奴隷なんだろう?タナカには分からなかった。 変化した部分はある。見た目は原生
「これはこれは、面白い事になってるわね」 シリウスは俺を見るなり嬉しそうに微笑んだ。本…
【カネチカの話3】 俺が家に戻ると、まだ先輩は帰ってなかった。どこに行ったんだろう?気…
「あ………」 そこで目にしたものに、俺は圧倒された。 何と言うことだろう。こんなことっ…
「カネチカくんに恨まれるなぁ~……」 俺は風に吹かれながら呟いた。これは俺のエゴに過ぎ…
【カネチカの話2】 「ひどい!先輩!!人でなしです!」 いつのまにか、先輩は奴隷を作っ…
俺がタナカの中を探って情報を得たところ、もっと厄介なことが分かった。この寄生種は、原生…
【カネチカの話1】 俺がとっておきのプレゼントをひっさげて、タナカの家に着くと、そこには先行していたキャプテンと先輩と………タナカ?のようなものがいて、そいつがあろうことか先輩に牙を向けているのが見えた。 考えるより先に、俺の体が反応し、あっという間にタナカもどきは吹き飛んだ。 俺は先輩に飛びつき、怪我がないか確かめる。 「お。おい。カネチカくん?!」 「あー良かった。怪我してないですね。って、なんですか、あれ」 ピクリとも動かないタナカもどきを指さすと、ため息を