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【🇸🇪スウェーデン旅行】夢に見たミッドサマー(夏至祭)②

スウェーデンで見たミッドサマーセレブレーションについて書いています🇸🇪
前回の記事はこちらから
https://note.com/nanny_embroidery/n/nc47bdd2c7b9c

外を散策した後ホテルに帰るとやはり予想通りレセプションのシフトが変わり、カウンターにはおじさまが一人。
恐る恐る声をかけるとニコッと笑ってハイ!と返してくれたおじさま。
おおっ良い人そう!!
「明日ミッドサマーセレブレーションを見たいんだけど、どこでやってるかな?」
と聞くと優しく、ホテルから少し離れた場所で開催される予定が書かれている広告を指して教えてくれました。
不安だったところに一気に希望が✨

でもその場所はホテルから距離があり、徒歩で行くのは不可能。
「祝日だから電車はあまり動いていないかもしれない。気をつけておいた方が良いね。」
確かに、、または自転車か?なんて考えていたら、
おじさまの次のシフトの人が地元のことに詳しいとのこと。
「他にも近くでミッドサマーをやっているところがあるかどうか聞いておいてあげるよ。明日は何時に朝食?朝食の帰りにレセプションにいるロッタという女性に声をかけてみて。その時にロッタが君たちに教えてあげられるようにしておくからね。」
なんと親切な、、、!🥹
スェーデンに来てからわかりやすく人に親切にされたのと、機転の利いた対応に感動!

おじさま曰く「こんなに天気の良いミッドサマーはここ10年ぶりくらいじゃないかな。そんな時に来られて君たちはラッキーだよ!」
天気が良いだけではなく、この時スウェーデンは連日真夏日で翌日は28度まで上がるとのこと。
「明日は暑いからね、水分補給するんだよ。向こうにマップがあるから持って行ってね。良いミッドサマーを過ごしてね。」

感 動 😭


「本当にありがとう!!良いミッドサマーを過ごしてね!!」

こうしておじさまのお陰でミッドサマーを見れる希望を持ち眠りにつきました。
翌朝、朝食のあとレセプションに行くとロッタの姿が。
(ロッタってスウェーデンはコモンネームですよね。「ロッタちゃん」シリーズは少しだけ見たことがあったので、ロッタちゃんをイメージして心の中でニヤリとしていました笑)

「ねぇ、ミッドサマーを観に行きたいのだけど!」と声を掛けると
はい、と言ってマップを渡してくれました。
そこにはホテルの場所と開催場所が丸で囲まれてあり、14:00と書いてありました。
「ここ?!近いから歩いて行けるね、14時からで合ってる?」と念のため確認。
うんそうよ。と必要以上のことは喋らないロッタ😂
他の人ほどじゃないけどロッタも愛想が最高に良いわけではなかった笑
どうなっているんだろうこのホテルは、、。

ミッドサマーが始まる14時まで時間があったので、また周りをゆっくり散策することに。
そしてちゃんと開催されるかやっぱり少し不安だったので、歩きながら開催場所も見に行くことにしました。

途中立ち寄ったちいさな町の文房具店、民芸品を売るお店では店員さんが民族衣装を着ていました。お店のディスプレイには売り物も含めメイポールの飾りが置かれていました。あぁ、やっぱりミッドサマーは開催されるのだなと期待が膨らんできました。

強い日差しの中歩いて開催予定の場所へ見に行くと、ついにMidsommarのサインが。

そしてメイポールが横たわっていました。
やったぁ!やっぱり開催されるんだ!!
おじさまとロッタに感謝!!

これでやっと安心。ということで暑過ぎてアイスを食べたりしている間にすぐに13時半に。
ミッドサマーと言えばやっぱり花の冠。わたしが見に行きたいと思った理由もその一つ。
わたしも花冠を被りたい!💐
町に花屋さんもあったのですが、近くの小川のほとりに野花が咲いていたので、即席でつくることにしました!
ワイヤーも何も持っていないので、必死に野花を引きちぎり、束ねて結んでを繰り返し15分くらいで無理やり形にしました。

これはお祭が終わった後に撮ったのでかなりしおれちゃってますが本当はもっと生き生きしていました笑
野花を引きちぎって花冠をつくった時。
テンション上がっていました💐

これで準備万端!
会場へ着くと、人が徐々に集まってきました。

ユニークなコスチュームを着た司会のおじさんが、スウェーデン語でミッドサマーの進行予定を喋っていました。かなりローカルな場所なので観光客は本当に少ない様子、、。
でも途中で「インターナショナルのお客さんもウェルカム!」と英語で言ってくれたので気兼ねせず楽しむことができました。

どうやら列に並ぶのはくじ引きのためのよう。

民族衣装を着た地元の人たちが楽器を奏で、伝統的なフォークミュージックを演奏します。優しい音色でどこか懐かしいような、心地よい音。
一気に気分も高揚。

また、フィーカと言ってスウェーデンでは甘いものを食べてお茶をする習慣があるのですが、ケーキやビスケットのバッフェコーナーがあり、フィーカをしていました。
これには私たちも一人日本円で600円ほど払っておやつをいただきました!
シナモンロール、ジャムクッキー、キャロットケーキやチョコレートケーキなどを欲張ってお皿にたくさん盛り付けました笑
地元の人が食べるのと同じものを食べれるなんて幸せ。どれもとても美味しかったです!

欲張り過ぎたフィーカ🧁

そして肝心のメイポール🌿
メイポールを地面に立て、その周りをダンスするというのがミッドサマーのメインです。
横に倒されているとわかりにくいですが、かなり高さがあります。もちろんその分重いわけで、ほとんどが男性で持ち上げていきます。

徐々に立てられていくメイポール

一気に持ち上げるのではなく、木の棒を箸のようにしてポールを挟みこみ、1、2、3、オーーーーイッという掛け声とともに徐々に起こし上げていくというのを繰り返します。

一番良いポジションにいる方
もう少し!


たくさんの地元の人が見守る中、ついにメイポールが直立。感動の瞬間でした✨ 
写真の通り大木にベルトで固定して立たせていました。


そしてここからダンスが始まっていきます。メイポールを囲んで、フォークソングと一緒に。
私たちも見よう見まねで参加。怒ったりや泣いたりジェスチャーするダンスや、わざとヨタヨタしながら踊るダンスなどユニークなものも。とりわけ有名なカエルのダンスも見ていてとても楽しかったです。

演奏隊は中心に集まって、その周りをみんなで囲います
人が多いので円は二重に◎
若い参加者も多かった
民族衣装が素敵な3人


こうしてミッドサマーセレブレーションは終わり。
16時過ぎには終わったと思うので全部で2時間くらいのことでした。
見るもの全てが初めてで、まるでおとぎ話の中にいるような、夢の中の光景のようでした😌🌿

ストックホルムからバスで4時間半以上かけてやって来た甲斐がありました。
天気は最高に良いし、湖がきれいで緑はたくさん。
ミッドサマーはホテルの人に教えてもらわなければ、自分たちでは到底見つけられなかったと思います。
おじさまに本当に感謝。
忘れられない旅行になったことは間違いありません。

スウェーデンのミッドサマー、おすすめです🇸🇪

ミッドサマー編はこれにて一旦終わりですが、この後もスウェーデンについて書いていきます!


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