白鳥士郎

ラノベ作家。『りゅうおうのおしごと!』『のうりん』などを書いています。

白鳥士郎

ラノベ作家。『りゅうおうのおしごと!』『のうりん』などを書いています。

記事一覧

きみの書いてるのはラノベじゃない

敬称略でお届けします。 「きみの書いてるのはラノベじゃないよ」  私のことをそう喝破したのは、水野良。  ラノベの始祖からそう告げられた瞬間、「痛いところを突か…

白鳥士郎
1年前
194

テレビ愛知が見たかった

 テレビ愛知が見たかった。  子供の頃。中日新聞のテレビ欄には、中京テレビと岐阜放送に挟まれた場所に『テレビ愛知』の欄があった。  それはガラスケースの中に収め…

白鳥士郎
2年前
24

3年前の宿題

 NumberWebで公開された記事の補足になります。  できれば先にそちらをご覧ください。  あらきっぺさんを初めて生で「見た」(会った、とは言いがたい)のは、2019…

白鳥士郎
2年前
71

きみの書いてるのはラノベじゃない

敬称略でお届けします。

「きみの書いてるのはラノベじゃないよ」

 私のことをそう喝破したのは、水野良。
 ラノベの始祖からそう告げられた瞬間、「痛いところを突かれた……」と思った。

 吸血鬼の始祖から「いやお前は俺の血族じゃねーし」みたいに言われるようなもので、否定などできるわけがない。

 デビュー作を除けば、私の作品は「特定の題材を取材し、それをキャラクター文芸に翻訳したもの」ということ

もっとみる

テレビ愛知が見たかった

 テレビ愛知が見たかった。

 子供の頃。中日新聞のテレビ欄には、中京テレビと岐阜放送に挟まれた場所に『テレビ愛知』の欄があった。
 それはガラスケースの中に収められたピカピカのトランペットのように、多治見の少年達の憧れだった。
 夕方や夜に放送される、新作アニメの数々。タイトルだけでも面白さが伝わってくるそんなアニメが見たかった。

 しかし、山に囲まれた多治見はテレビ愛知が映らなかった。何なら

もっとみる

3年前の宿題

 NumberWebで公開された記事の補足になります。
 できれば先にそちらをご覧ください。

 あらきっぺさんを初めて生で「見た」(会った、とは言いがたい)のは、2019年6月29日。

 第13回朝日杯一次予選、通称「プロアマ一斉対局」でのこと。

 対局の棋譜はこちら。
http://live.shogi.or.jp/asahi/kifu/13/asahi201906290701.html

もっとみる