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個別最適な学びについて考える(1)ー吉崎静夫(1991)教師の意思決定と授業研究ーから
ここ最近,個別最適な学びについて,昔の書籍から考えることがあります。
単なる院生の,戯言だと思ってこの記事は読んでもらえればいいかなと思います。
子どもたちの興味関心を伸ばしてあげたいと思えば思うほど,どのように授業をしていけばいいのかわからなくなるなんていう悩みを抱えています。このような時間を使って言葉としてアウトプットするだけでなく,いろいろ書籍を読む中で頭の再整理ができるといいかなと思っています。
今回は,1991年の書籍から,
吉崎静夫(1991)教師の意思決定と授業研究.ぎょうせい,東京をピックアップし,記事をまとめていこうと思います。
吉崎先生は、個別化・個性化教育について以下のように説明しています。
個性化教育は、子ども1人1人の個性を伸ばすことを目指し、個別化や集団化の方法を使って行われます。一方、個別化教育は、個々の子供の個性を伸ばすことや共通の学力を身に付けることを目標とし、個別の方法を使って行われます。
個別化・個性化教育は目標と内容の2つの側面から、個人の違いに応じた教育を指すと述べられています。個人差に応じて子どもたちの学習の支援が求めらていることを感じます。
また、個性化教育においても、個別で学習し個別で目標を立てるだけでなく、集団の中で個々が目標を立てることも示されていると考えられます。この辺の話は、授業設計にもつながる部分がある気がします。
さらに、個別化・個性化教育における教師の力量には、授業の構成要素を決める能力が求められるとありました。
たとえば、授業計画の段階で時間配分をどうするか、どのような資料やメディアを準備するか、どのような学習ガイドブックを用意するか、評価方法はどうするか
これらの授業の構成要素は、実際の授業を見なければイメージしにくいものだと思われます。特に、個性化・個別化に取り組んでいる授業のイメージになるのかなと考えます。
他の章では、第三者の視点で授業を観察することで、教師の力量を向上させることが書かれていました。
この内容を考慮に入れると、個別化・個性化の授業を観察して力量を向上させ、個別化・個性化教育の授業構成要素を設計することができるようになると言えます。
重要なことは、授業を観察して学ぶことなのではないか
と感じました。
今回の授業構成要素の視点で授業を見てみることに取り組んでいった結果,自分もできるようになるのかもしれません。
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