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奥多摩の山中にある廃線をご紹介(6/6は小河内ダム供用開始の日)


本業が激しすぎて更新が滞っておりましたが、今日は久しぶりの投稿になります。

本日、6月6日は奥多摩湖ができた日です。
奥多摩湖とは、東京都奥多摩町にある、ダム湖のこと。正式名称を小河内ダムといい、1957(昭和32)年の今日、湛水を開始しました。

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レジャースポットとして都民には親しまれているこの奥多摩湖。行くにはJR青梅線の終点である奥多摩駅からバスに乗ります。
じつはこのバスを走らせている道沿いに、マニアには有名な廃線があります。
本日はその廃線をご紹介します。

架橋が見える小河内線

バスで奥多摩湖畔の「水根」バス停に着く直前、道路の上に架かっている橋をくぐる場所があります。
この橋がそのまま廃線跡なのです。

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その名も小河内線
小河内ダム建設のため、資材運搬用に敷設した路線なのです。1952(昭和27)年に奥多摩駅(当時は氷川駅)から、水根積卸場へ至る専用線で、総延長は6.7kmありました。
小河内ダムが完成するまで使用されていましたが、その後は使われることもなく、現在も放置されています。

写真いろいろ

小河内線跡には、レールがそのまま残っているほか、橋梁やトンネルなどもあり、なんともノスタルジックな雰囲気を醸しています。

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ただし、この廃線ですが、社有地なので許可なく立ち入ることはできません
奥多摩工業という会社の所有だそうです。昔は西武鉄道の持ち物でしたが、詳しくは長くなるので明日の記事で!(明日も厳しいかなー)

とにかく、勝手に入れません。とくに橋は朽ちかけているので、とても危険。怪我どころか、落ちたら命に係わるかもしれません。

どうしても線路を見たい人は、道路を歩きながらところどころ登れる尾根を見つけ、そこからアプローチして見たら戻る、というような「点」で攻めるやり方が望ましいでしょう。


Ⓒオモシロなんでも雑学編集部



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